
フィルハーモニー・ド・パリでベトシチ♫
Philharmonie de Paris(フィルハーモニー・ド・パリ)でのベルリン・フィルハーモニー
管弦楽団のコンサート4日目、演目はベートーヴェンの交響曲第4番と「ベトシチ」☆
特にドレスコードなどもないのでカジュアルな格好で出かけても大丈夫なのですが、大好きな
「ベトシチ」だし、私にとってはこの日がラスト鑑賞日ということで、お気に入りのワンピース
で出かけることに。
デザイナー Hedi Slimane(エディ・スリマン氏)によるファーストコレクション(だっと思う...)、
"SAINT LAURENT PARIS"(サン・ローラン・パリ)のワンピース。
ちょっとラメの入ったグリッターな生地に白襟とブラックリボン。
メイドっぽくもなりそうですが、裏返すと(画像左下のように)内側にはしっかり肩パッド付き。
私の場合、肩パット要らずの肩なのですがパッドを取り外してみると、やっぱりちょっとヘン。
疲れたリアルなメイド風に?!
着てみるとパッドによりまっすぐな肩ラインとグリッターな生地でロックな感じに仕上げ
ていることがわかるワンピース。
そんなワンピースで座った今回の席は、前2回とは反対側のステージに向かって右側の席。
ということで、日本人のコンサートマスターの樫本 大進さんをはじめ第一ヴァイオリンの方々が
よく見えるのが嬉しい席でした。
このコンサートをきっかけに樫本さんについて調べてみると、
(ドイツ版ニュースダイジェストより引用。インタビュー記事も面白いです!
http://www.newsdigest.de/newsde/features/6093-daishin-kashimoto-interveiw.html )
1979年、ロンドン生まれ。
恵藤久美子の下で3歳よりヴァイオリンを習う。
5歳で父親の赴任に伴いニューヨークへ。
7歳でジュリアード音楽院プレカレッ ジに入学、田中直子に師事。
11歳のときに名教授ザハール・ブロンに招かれ、リューベックに留学。
20歳よりフライブルク音楽院でライナー・クスマウルに 師事。
90年、第4回バッハ・ジュニア音楽コンクールでの第1位獲得を皮切りに、
96年のフリッツ・クライスラー、ロン=ティボーの両国際音楽コンクール での1位ほか、
5つの権威ある国際コンクールにて優勝。
2010年、ベルリン・フィルの第1コンサートマスターに就任。
使用楽器は1674年製アンド レア・グヮルネリ。
まず交響曲第4番。
私にとって第4はあまり印象がなく、好きでもなく嫌いでもなくという感じだったのですが
今回聴いた中で一番印象が変わったものでした。
静かに始まったと思ったら、どんどん交響曲らしく盛り上がっていき、終始優美だな〜という
印象で好きになりました。
そして第7番。ベートーヴェンの交響曲第7番だから略して通称「ベトシチ」。
でも有名な第9番は「ダイク」、ベトクやベトキューとは言わないな...と、どうでもいいことが
ちょっと気になったりもする...。
そしてベルリンフィルの第7は、今回聴いた中で一番感動的な演奏でした。
最初から最後まで華やか豪華で、息つく暇もない☆
長い演奏の中では、私の場合はどこかで気持ち的にちょっと気が休まるというか、抜ける
というかボーっとする瞬間があったりするのですが、第7はそれが無い!
花火ような、花が咲き乱れる百花繚乱のような、グラグラと心を掴んで揺さぶられ高揚しま
くり、最後には思わず涙腺も緩むすばらしい演奏でした。
そして人気曲目ということもあり、観衆は演奏中は体や手でリズムを取ったり、演奏終了後は
大きな大きな拍手喝采を送って、ホール中がとても盛り上がりました。
今回パリでベルリンフィルのベートーヴェン交響曲をいくつか聴くことができて本当に良かったです。
おまけのパリは、「チョコレートフレーバーの」をBelle et Bonneで☆
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-789.html
à demain(^.^)/~~
<info>
Philharmonie de Paris(フィルハーモニー・ド・パリ)
221 avenue Jean-Jaurès 75019
http://www.philharmoniedeparis.fr
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