
初めてのパリ管♫
しばらく工事中だったメトロ1番線のLouvre - Rivoli(ルーヴル=リヴォリ駅)は、工事が終わり
とても綺麗になりました☆
ホームにはルーヴル美術館所蔵の有名作品コピーも飾られ、美術館に行く前から気分が盛り上がる♫
そんな1番線で先日、ちょっと怖い現場に遭遇しました。
タクシーが見つからず、Philharmonie de Paris(フィルハーモニー・ド・パリ)からの帰宅途中に
夫と一緒だったので23時過ぎに7番線に乗りました。
ホームいたフランス人カップルの女性のiPhoneがひったくられ、女性が悲鳴をあげ、逃げる犯人、
追いかける彼氏。(まさにその瞬間をケーコは車内から目撃)
犯人は階段手前で人にぶつかって転倒、そこで彼氏に取り押さえられ、メトロに乗っていた男達たち
数人がかけおりて彼氏に加勢。犯人はたくさんの人に囲まれて、罵声に怒声で非難囂々。
警察らしき人が来たところで、止まっていたメトロもようやく動きだしました。
(案外早かった。今の時期、警察などが駆けつけるのは比較的早いのかも...)
やっぱりiPhoneをメトロなどで使うのは危険だし、夜遅いメトロも怖い(>_<)
そんな帰宅前、楽しんだのはまたまたPhilharmonie de Paris(フィルハーモニー・ド・パリ)での
パリ管弦楽団の演奏会。
そもそもフィルハーモニー・ド・パリは、パリ管弦楽団の本拠地♫
とは言え私はパリでパリ管弦楽団の演奏を聴いたことがなかったので今回初めて。
初めてのパリ管、初めて正面のオーケストラ席で鑑賞しました。
これまで2階のオーケストラのサイド席から聴いていましたが、やっぱり見え方が全然違って
オモシロイ!
指揮は、エストニア出身のPaavo Järvi(パーヴォ・ヤルヴィ)氏。
演目は、最初にCarl Nielsen (カール・ニールセン)の"Aladdin Suit"(アラジン組曲)。
デンマークを代表する作曲家カール・ニールセンが同名の劇「アラジンの魔法のランプ」のために
書いた付随音楽全31曲、この中から演奏会用組曲として7曲で編まれたのが「アラジン組曲」。
チャ〜ララ〜、チャチャチャラチャラ♫(とワタシには聞こえる)と始まる華やで神秘的な
曲は、「アラジンの魔法のランプ」を知っているので、物語の場面場面を連想しながら楽しく聴きました。
続いて、ヴァイオリニストLisa Batiashvili(リサ・バティアシュヴィリ)さんによる
Dmitri Chostakovitch(ドミートリイ・ショスタコーヴィチ)の「ヴァイオリン協奏曲第一番」。
恥ずかしながら、、ショスタコーヴィチを知らなかった私は教養無し子(>_<)
K「ニールセンは知ってるけど、なに?このショコ?チョコ?なんとかヴィッチ。」
夫「えーーー!ショスタコーヴィチ知らないの!?有名過ぎるだろ...むしろニールセンの方が...」
K「何時代の人?」
夫「君の苦手なストラヴィンスキーとかと同じ頃だと思うけど。」
その時代、ロシア系、ちょっと苦手かも...という先入観を抱いてしまったものの、結果的には
最後まで緊張感を伴うドキドキした演奏でした。
というのも、ド素人目にもとても難しそうな曲。
そんな難しであろう曲をリサ・バティアシュヴィリさんは、とても優雅に繊細に奏でられ、なんというか
別世界に誘われたような感じがしました。
休憩を挟んで最後は、Franz Schubert(フランツ・シューベルト)の「交響曲第9番」、
通称「ザ・グレイト」。
これまた初めて聴きましたが、長い...!というのが、第一印象かも...。
トランペットとホルンが印象的でしたが(目が覚める...)、グレイトに長い感じでちょっと退屈に
感じてしまったのは、やはりまだまだクラシック勉強不足だからに違いない...(=_=)
それにしてもこの日も大盛況、チケットはsold out。
パリ管のコンサートは一番高い席でも約40ユーロ。
そんな金額設定からもパリ市民はじめ、音楽好きが身近に接することができるコンサートホールは
設立のコンセプト通り、市民のための開かれた音楽堂だと実感しました。
ちょっと自宅からは遠いけれど、今後も通いたい場所です。
おまけのパリは「ワンちゃんトルション」をBelle et Bonneで
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-873.html
à demain(^.^)/~~
<info>
Philharmonie de Paris(フィルハーモニー・ド・パリ)
221 avenue Jean-Jaurès 75019
http://www.philharmoniedeparis.fr
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