
ミルピエの新作"La nuit s'achève"
スキー合宿からパリに戻ってきて、驚いたのがパリ・オペラ座バレエ団芸術監督に去年
就任したばかりのBenjamin Millepied(バンジャマン・ミルピエ)氏が辞任という衝撃ニュース。
これからのオペラ座バレエが楽しみ!と私もこのブログに書いたのはつい先日のような...。
(と思ったら一年前だった...⇒ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/archives/9-miss-dior.html )
辞任の理由はわかりませんが、個人的にはとても残念です。
そんなニュースを知った後の、パリ・オペラ座ガルニエ宮でのバレエ鑑賞に行ってきました。
その前に、
先週オペラ座がとても綺麗にライトアップされた夜がありました。
オリンピック招致の一環?!
白っぽい色から青、紫、赤と色が変わってとても綺麗でした。
(舞台画像はオフィシャルサイトより)
さて今回の公演は、コンテンポラリーバレエ3本立て。
最初は、Jérôme Bel(ジェローム・ベル)の新作"Tombe"(墓場)。
お芝居風に始まったこの作品は前半は男女カップルの会話、車椅子の女性のバレエ、そして
映像もありとても斬新な演出でした。
その映像の中では50年間パリ・オペラ座にバレエ鑑賞に通ったおばちゃんが登場し、ダンサーに
リフトされたり、エスコートされて一緒に歩く=踊ったり。
残念ながらそのおばあちゃんは昨年亡くなったそうですが、いくつになっても踊れるということを
目の当たりにした感じです。
また、車いすのダンサーは片足が無いのですが、車いすで踊るバレエもステキでした。
バレエ、ダンス、踊るということは年齢や体に関係になく、どんなカタチもありだということを
目の前で見せてもらい、感動しました。
今回はコンテンポラリーにしては長めのプログラムで、休憩は2回。
大階段とホワイエはいつもの賑わい☆
2つ目は、Benjamin Millepied(バンジャマン・ミルピエ)の新作"La nuit s'achève"(夜の終わり)。
音楽は、Alain Planès(アラン・プラネス)。
見ながら私の頭の中では、なんでミルピエ辞めちゃうのかな...1年もたないとは...
やっぱり歴史と伝統のパリ・オペラ座という組織の中では難しいことが色々あったのだろうか...、
ダンサーたちや経営陣との関係...?と、私が考えても仕方のないこととわかりつつもつい考えて
しまいました。
そして歓声の中カーテンコールに登場したミルピエ氏には割れんばかりの熱い拍手が贈られました。
その拍手を聞きながら、少なくとも今日集まった観客の多くはミルピエ氏がオペラ座を去ることを
残念に感じているように思えました。
二度目の幕間は展示中のオペラやバレエ衣装を鑑賞☆
きれ〜い☆
バレエ、踊れないけど着てみたいよ、コレ!な衣装たち。(もっと若かったらの前提で...)
最後はJerome Robbins(ジェローム・ロビンズ)の"Les Variations Goldberg"(ゴールドベルク変奏曲)。
音楽は、Johann Sebastian Bach(ヨハン・ゼバスティアン・バッハ)で音楽はピアノソロ演奏だった
のですが、とても綺麗な曲でした。
バッハの旋律を夜に聴いたせいです、こんな心〜っ♫(サカナクション)
と、思わず口ずさみたくなった夜、久しぶりにマチュー・ガニオを見れて最後にテンションマックス♡
他にもマチアス・エイマン、ミリアム・ウルド=ブラーム、オードリック・ブザール、
アマンディーヌ・アルビッソンなどなど、そうそうたるダンサーが出演していたけれど、
私の視界の真ん中にはマチュー♡
クラシックな、これぞバレエ的なコスチュームがやっぱりよく似合う(#^.^#)
そうそう、久しぶりにブティックで手のひらサイズの鏡を買いました。
パリモチーフのこのタイプの鏡はいくつか持っているのですが、薄くて携帯に便利。
お土産用にも良いです♫
おまけのパリは「いつの間にか閉店」をBelle et Bonneで
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-893.html
à demain(^.^)/~~
<info>
L'Opera Garnier(パリ オペラ座・ガルニエ宮)
8 Rue Scribe, 75009 Paris
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