Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

巨大樹と遺跡の共演「タ・プローム」

カンボジアブログ☆

カンボジアは11月〜4月は乾季。という訳で今は乾季なので空気は乾いていて遺跡内はもちろん

街中も埃っぽいです。

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バイクにシートがついたトゥクトゥクに乗る時や地元の人達のバイク移動にはマスクなどが

欠かせない感じ。

今回私は持参したヘッドウェアが大活躍☆

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そしてシェムリアップの街中心部をブラブラしているとカフェがとても多い!

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信号にはあと何秒で信号が変わるのか表示されていることにちょっと驚く(@_@;)

そんなにせっかちに気にするの?!

というのも、地元の皆さんはのんびりしている印象だから...。

せっかちな夫は「これは良いシステムだな☆」と感心していたけれど(=_=)

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この実なんの実?気になる気になる〜♬ 見たこともない実ですから〜♬

と歌ったところとで、ガイドNさんが教えてくれました。

「これはカシューナッツ!カンボジアはカシューナッツの輸出量は多い国ですよ☆」と。

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N「しかもカシューナッツは、とてもユニークな実のつけ方をします。

ナッツの部分は種ですが、その種は果実の中ではなく、外にできるのです。

普通種は果実の中にできるものでしょう。ピーマンのような果実部分はカシューアップルと言って、

熟すと赤や黄色になります。」

K「その下にナッツができるわけですか〜。おもしろい!」

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K「猿! 可愛い〜。あれ野生ですか?」

N「はい。野生だからあまり近づかないでくださいね。時々噛まれます!」

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渡航前に予防接種してないから、こんなところでモンキーに噛まれたら大変だ...。

その背中、長い尻尾、お互いの身繕いの姿が可愛い猿達を横目で見ながらやってきたのは、

アンコール・トムの東に位置する「タ・プローム」。

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タ・プロームに限ったことではなく、アンコール遺跡の多くのレリーフやアプローチの欄干に

施されているのが雨・水、豊穣をもたらす蛇神「ナーガ」。

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ナーガは5つまたは7つの多頭を持つ蛇で、脱皮を繰り返す蛇は生まれ変わりや不老不死の象徴、

天界と地上を結ぶ虹の橋の役目も。

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タ・プロームジャヤヴァルマン7世が母親を祀るために建てた仏教寺院です。

今回の遺跡巡りで何度も繰り返し名前が出てきて、この先忘れられそうもないアンコール王朝の

人気No.1王のジャヤヴァルマン7世(在位1181〜1218)。夢に出そう...。

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タ・プロームもバイヨン寺院同様もともとは仏教寺院だったのですが、後にヒンズー教に改宗された際に

仏教レリーフはほとんど削り取られてしまったそうです。

そんな風に改ざんされた様子は、上の左写真のようにもともとあっと仏像の彫刻は仏教の仏像

スタイルで平らにあぐらをかいていたのですが、その脚が、膝が、ちょっと立てたヒンズー教

スタイルに上から彫り直された箇所からもわかります。

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そしてタ・プロームの特徴は遺跡と一体なったその寺院に絡みつく巨大な榕樹スポアン)の存在。

榕樹(スポアン)は、熱帯地域に生息するとても成長の早い木で、こちらの遺跡にあるのは

樹齢300〜400年。

中でもこの1本はとても有名☆

それは、アンジェリーナ・ジョリーがトレジャー・ハンター「ララ・クラフト」を演じてすっかり

有名になった映画「トゥームレイダー」の撮影が行われた場所で「トゥームレイダー・ツリー」と

呼ばれています。

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中央祀堂の北東側の祀堂の一角。

声はまったく共鳴、反響しないのに、胸を叩くとブゥオンブゥオンと壁いっぱいエコーとなって

響く不思議な場所です。

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思わず、、レオ様の映画のワンシーンにあった胸を叩くシーン

「オーオ、オーオ、オーオオオオオッ」と、つぶやきながら胸を叩くと低音の読経のように

音が響きました。

ある一定の音域だけが響くようです。

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それにしても榕樹(スポアン)の存在感がすごく、遺跡を割るように、飲み込むように生息

していたり、大蛇のように絡みついたり、毛細血管のように細く張り巡らされユニークな光景です。

上の画像のスアポンもよーく見ると、

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樹木の間にデヴァダー(女神)がいたり。

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寺院には綺麗なレリーフが残っていますが、中でも謎のレリーフと言われているのが

この3つの動物。

恐竜っぽく見えるのですが、この時代に恐竜は当然いないので何か想像上の動物?!

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遺跡の屋根に流れ落ちる滝のように見えるこの場所は「ウォーターフォール・ツリー」と

呼ばれています。

17世紀にクメール王朝が衰退して以来、19世紀後半に発見されるまで忘れ去られてしまっていた

タ・プローム

ここが発見された当時は巨木スポアンはじめ、周りは全部緑のジャングルで本当に密林の中の

遺跡だったのだろうな〜と思うと、発見された当時の興奮、様子が今でも容易に想像できる感じ

がして探検隊気分で楽しめた巨大樹と遺跡が共演した芸術的な遺跡でした。

K「遺跡巡りは楽しいね〜♬」

夫「楽しいよ。でも、、暑いッ(ー_ー)!!」

暑がりな夫は連日サウナスーツでも着てる?ぐらいの汗...。

おまけ「RECIPE & MARKET オープン!Belle et Bonne

⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-928.html

à demain(^.^)/~~

<info>

Ta Prohm(タ・プローム)

Tourism of CAMBODIAサイト

http://www.tourismcambodia.com/attractions/angkor/ta-prohm.htm

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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