
Maison Claude Debussy☆
雰囲気の良い町・Saint-Germain-en-Laye(サンジェルマン・アン・レー)はちょっとブラブラするにもちょうどいい大きさ。
パリ凱旋門から電車(RER A線)で30分で行け、町の中心部は半日もあればゆっくり散策できる感じ。
この町では郵便局もシックに見える?!
Trompe-l'œi(トロンプルイユ・だまし絵)を見上げたり、連なるお店を眺めていると、
カラフルなお店が☆
普通にオモチャ屋さんかなと思ったら、お店の半分ではオモチャを売り、もう半分は3歳以下の子供専用美容院。
小さい子供の髪をカットは一苦労?!
なかなかジッとしていられなかったりで注意力散漫。
でも、オモチャに夢中なら、行くたびに新しいものを買ってもらえるなら、退屈もしないで大人しくしていられるのかも。。
そしてやって来たのは、“Maison Claude Debussy”(クロード・ドビュッシー記念館・美術館)。
1階が観光案内所になっているこの建物はクロード・ドビュッシーの生家。
案内所を通り抜けて建物の中庭へ。
フランスの田舎などへ行くと見かけるこの綺麗な小さな柱は「バラスター」というのだそう。
この家に使われた樹木の年輪から1680年頃の建造物と推定され、1972年に修復されて市の歴史的記念物に登録。
小さいけれど井戸とお花、牧神像などがある趣きのある中庭。
ドビュッシーは1862年8月22日に両親が陶磁器店を営んでいたこの家に生まれ、2歳までここで暮らしました。
この牧神像が素敵なだな〜と思ったら、これはブールデルがドビュッシーに捧げた「牧神と山羊」という作品でした。
やっぱりブールデルはイイね!と思ったところで、
2階へと続く階段を上がると、
そう広くはない2階フロア全体が美術館(記念館)になっています。
3階はコンサートスペースになっていて、ドビュッシーの作品はじめ彼の愛したバロック音楽、彼が影響を与えたとされる作品の演奏会が定期的に行われているそう。
「月の光」「亜麻色の髪の乙女」「二つのアラベスク」「ペレアスとメリサンド」等々の名曲で知られ、20世紀の音楽に大きな影響を与えたフランスで最も偉大な作曲家のひとりと言われるクロード・ドビュッシー(1862-1918)。
この記念館には家族写真、メトロノーム、楽譜、タキシード、ステーショナリーなどの彼の私物をはじめ親交のあった芸術家の資料が展示されています。
マイヨールがドビュッシーに捧げたヴィーナス像は、白くなめらかな肌質の大理石で綺麗。
デスマスク。
こうしてマネキンのタキシードから体型、デッサンや肖像画、デスマスクを見るとドビュッシーがリアルにどんな容貌だったのかが浮かんできました。
今でもこういう感じのお顔のフランス人男性はいるな〜、とちょっと親近感も。
ドビュッシーファンには興味を引くもの色々と思われる中、私が一番気になったのは、床に置かれたファニーなカエル。
K「あれ何?」
夫「便器に見えるけど…」
K「えー、まさか!」
と思って解説をチェックしたら、中国の「おまる」だった。。
伝統とは異なる斬新な音色を生み出して新たな音楽スタイルの道を切り開いたとされるドビュッシーの生活や人生を垣間見たような気持ちになれました。
今後ドビュッシーを聴く機会があったら是非コンサートに足を運びたいと思います。
À demain(^^)/
☆おまけのパリをBelle et Bonne Blogで更新☆
今日は、「エルメスの」
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1662.html
<info>
Maison Claude Debussy
38 Rue au Pain, 78100 Saint-Germain-en-Laye
01 30 87 20 63
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