Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

パリで出会った美味しいワイン達

3月、4月のパリで出会った印象に残るワインをちょっとご紹介。

 

①Château Montusの Montus  Madiran 2006(シャトー・モンチュス)

フランス南西部のマディランという場所のワインなのですが、マディランは古くから

ワイン栽培が行われていた歴史ある所にも関わらず、すっかりボルドーワインの

影に隠れて知名度が低くなっていたそう。

それを復活させたのがアラン・ブリュモン氏が手掛けたというワインを飲みました。

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なめらかで体にスルスルと落ちていく果実味も豊かでエレガントなワイン。

葡萄品種は飲みなれないタナ種がメインということで、今まで飲んだことがない

感じでとても新鮮な感激でした。

 ボルドー好きな方を唸らせる?1本です。

 

②Chateau Grand-Puy Ducasse(シャトー・グラン・ピュイ・デュカス)

の Pauillac 2005

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酸が穏やかで、やっぱり果実味たっぷりで、しなやかなボルドーワインでした。

格付では5級畑なのですが、隣接する畑は超一級!(ムートン、ラフィット、ポン・カネ) 

でもやっぱりこのワインの5年後、10年後も楽しみな気もしましたが、その頃の

自分は想像できないので、いつ飲むの?今でしょっ!!と飲んでしまいました。

 

③Egly-Ouriuet のRatafia de Champagne(ラタフィア・ドゥ・シャンパーニュ)

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これはシャンパーニュ地方で造られているデザートワイン。

大好きなシャンパンメゾンEgly-Ouriuet(エグリ・ウーリエ)の造る

Rtafia(ラタフィア)を初めて飲みました。

ワインが造られるときに葡萄を絞って果汁を取りますが、その残りの滓を発酵させ、

蒸留して造るブランデーが「マール」

そのマール・ドゥ・シャンパーニュを未発酵のシャンパーニュ地方の葡萄の果汁に

加え、さらに樽熟成させたものがラタフィア・ドゥ・シャンパーニュ

甘いだけではなく酸味やコクがあって複雑な味わいです。

チーズやデザートをつまみながらいただくと最高☆☆☆

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「どんなワインが好きですか?」と聞かれることは度々あるものの、言葉で表現するのは

なかなか難しい。

はっきりとこれが好きでこれが嫌い、というものがあまり明確ではなくて。

でも最近は飲めるワインと飲めないワインがわりとはっきり分かれてきた気がします。

それは、お値段に関係なく(いや、フランスワインのば多少関係するかも・・・)

無意識にもどんどん飲めてしまって、気がつくとボトルは空いてしまう時と、

飲んでるつもりなのに全然グラスがあかないワインと二極化。

これが好き嫌いに繋がっているなら、それを言葉で言えるようになると、

よりワイン選びは楽しく、簡単になりそうです。

自分が何が好きなのか?を探るのは、知らない自分、本質的な自分探しにも繋がるかも。

なんて頭で考えたりするより何より、とにかく飲むのが一番!?

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春キャベツは美味しい!

という訳で春キャベツ&生ハムでパスタを作ってみました。

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気持ちいい東京の春を満喫中です☆

そして例えばこのパスタに赤ワインを合わせるなら軽やかで飲みやすい

"Morgon"(モルゴン)などもイイと思います。

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このワインはお馴染みのボージョレ・ヌーボーと同じ地方のワイン。

ボージョレ地区モルゴン村のワインでブドウ品種はガメイ種。

パリに来たばかりの頃は軽めの赤ワインしか飲めなかった私に、

「ボージョレ・ヌーボーと同じで飲みやすいけれど味わいは別物。値段も手ごろだよ。」

と、あるビストロのご主人の教えてくれたのがモルゴン。

それ以来、軽く飲みたい、お酒があまり強くない友達と一緒の時などはモルゴン♥

赤ワインことはじめ?!には、"おススメの1本です。

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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