
ただいまのフレンチ☆Crony
東京で3月の雪にも驚いたけれどパリも春の雪。
今年は初滑りの北海道で大雪(帰りの飛行機はだいぶ遅れました)、スキーバカンス のオーストリアも何年かぶりの大雪(雪崩リスクがマックスだった)、新潟の実家も除雪後の道路に2メートルの壁、そしてパリでも記録的な雪。
(↑パリ自宅ご近所の一枚)
振り返るとこの冬は行く先々で私には雪のニュースがついて回っていたような?!
日本の春、でも花より団子なグルメを楽しみに帰国。
K「帰国したら何食べる?やっぱり和食?」
夫「美味しい鮨が食べたい!」
K「焼き鳥もいいかも」
夫「寒いからおでんもいいんじゃない?」
K「だね!」
(いつものように河川敷石ころ風のグアンチャーレのコロッケでスタート)
夫・K「サンテ!」とシャンパンで乾杯。
散々和食話で盛り上がっておきながら帰国して最初のディネにお邪魔したのは西麻布のフレンチレストラン“Crony”(クローニー)。
言ってることとやってることが齟齬しまくりな夫婦です。
(今回も楽しい美味しいワインをそれぞれのお料理に合わせていただきました)
確実に美味しいものが食べたいと思う中で、まず食べたくなったのは春田シェフの切れのあるお料理とディレクター小澤氏セレクトの美味しいワインだったのです。
春ですね!な菜の花。
でも食べるのは、ここだけ。
菜の花の帆立チップス挟みを摘む。
デンマークのパンケーキ「エーブルスキア」のアレンジ、今回は中にゴボウの風味がしっかり効いたリー・ド・ヴォ。
熱ウマっ!
フランス・ロワール地方からボンジュール♬な白アスパラのベニエ。
ホワイトアスパラガス、これまた春の美味食材。
「前回召し上がっていただいた時よりも進化しています」
と説明のあったコウイカと下仁田ネギの一皿。
コウイカを液体窒素にくぐらせることでネットリ感が増す不思議に美味しいお料理は、確かに益々烏賊の旨味を感じさせるように進化していた。
筍&ウドに凍らせたフォアグラテリーヌのパウダー。
フォアグラテリーヌをパウダーにしてしまうあたりが春田シェフらしくモダン北欧料理も感じさせるユニークさ。
このお料理に合わせていただいたジュランソンのセックなワインは思い出もある大好きなもの。
春と秋にパリで開催されるワインサロン"Salon des vins des Vignerons Independants"で出会った“Domaine Cauhape”(ドメーヌ・コアペ)のワイン。
(関連ブログ・画像無→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/51883684.html )
レストランのシグネチャーディッシュ、天然酵母の自家製パン。
その日によって微妙にもっちり感、ねっとり感が違ってくるのがオモシロイ。
酵母菌が死なないように毎日お世話するのも大変なようです。
魚料理はブリで、山菜色々の鮮やかなグリーンソースと共に。
肉料理は蝦夷鹿。上に載っていのは赤ワイン煮されたキャベツ。
お肉の中で鹿はかなり好きな方ですが、今シーズンはあまり食べていなかったので嬉しくなりました。
チーズはこれまた斬新なフローズンのブリ・ド・モー&温州みかん。
口の中に入れるとスーッと溶け、チーズとみかんの甘酸っぱさが鼻から抜ける。
メレンゲデザート☆
薄く円盤状のパリパリのメレンゲの上にカカオの香り高いチョコレート。
パリ〜ンと割ると中からチョコレートクリームとラフランスのコンフィチュール♡
シメの一皿はミルクおこげのアイスクリーム。
こうして帰国最初のただいまなディネ@レストランは、春食材満載のモダンフレンチをクローニーで楽しみました。
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