DEBAILLEULとRausch Schokoladenhau☆
パリの1枚。
ホリデーシーズンなどたくさんの人が集まった時、「ワ〜ッ!」と歓声が上がること間違いなしな豪華チョコレート詰め合わせ。
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秋の深まりとともに美味しく恋しく感じるのがショコラ♡
と感じた矢先にMYご夫妻からベルギーのチョコレレート“ DEBAILLEUL”(ドゥバイヨル)をいただきました。
ベルギーのチョコレート事情には詳しくなく、私は初めていただくチョコレート。
ベルギーといえば、我が家ではPierre Marcolini(ピエール・マルコリーニ)ばかり。
パリからお土産に買ってきた塩バターキャラメルのビターチョコスプレッドは、トーストについ塗り過ぎてしまう♡
で、改めてベルギーのチョコレートって?と思うと、他には「ゴディバ」(←初めて食べた知ったヨーロッパ高級チョコ)、「ノイハウス」(←OL時代に“出張土産”でいただくこと度々)。
“出張土産”でどうでもいいことを思い出しました…。
OL・人事部時代に少しだけ海外出張の窓口を担当していた時期がありました。
出張から戻る会社員たちからのお土産は絶えませんでした。
が、私がいただくのは毎回チョコ。その一方でめちゃくちゃ美人な可愛い後輩A子ちゃんには財布などがプレゼントされているじゃないか…!
K「ちょっとちょっと、なんで私にチョコでA子ちゃんはフェラガモの財布なんですか〜?」
(真っ向から尋ねてしまう、そんな私がそもそもダメだったんだと今は思う)
「まーまー、そう言わないで○○!(しかも私は苗字呼び捨て男子扱い…)今度A子ちゃん参加の合コン設定よろしくねっ!お願い!」
K「だったらチョコ以上持ってこーい!」
そんな思い出しかないOL時代のヨーロッパ高級チョコでございます。チーン。
閑話休題。
今回初めていただいた“ DEBAILLEUL”(ドゥバイヨル)は、伝説的M.O.F(フランス国家最優秀職人章)であるマクル・ドゥバイヨル氏が1983年にベルギー・ブリュッセルに創設したメゾンだそう。
ブリュッセルには一度しか行ったことがありませんが、香川の小豆島ほどの面積に100軒以上のショコラトリーがひしめくチョコレート激戦区として有名。
チョコレートはもはやベルギーの代名詞的で、生活の一部に溶け込んでいると言われてます。
ちょうど先日目にした雑誌にも、ベルギーの一人当たりのチョコレートの年間消費量は9キロ超で、板チョコ換算では180枚超だとか…!
我が家も真夏以外はチョコレートを絶やさない方なのですが、180枚には到底及びません。
そんなことを思い知りながら、いただいたチョコレートを一粒ずつ丁寧に味わっていただきました。
フリアンティーヌを加えたヘーゼルナッツとプラリネ(プラリーネ)を加えたビターチョコ、シナモンが香りサクサク食感のビターチョコ、深入りヘーゼルナッツのプラリネチョコ、レモンピールをミルクチョココーティングしたシトロネット等々。
美味しい♡
ベルギーで人気なのは、「プラリーヌ」(ボンボン・ショコラ)だそう。
(プラリネ、プラリーヌといえばアーモンドやヘーゼルナッツにキャラメルがけしたものを砕いてペースト状したものが思い浮かけれど、ベルギーやドイツではボンボン・ショコラを「プラリーヌ」と呼ぶことが多いとか)
「プラリーヌ」はフィリングの入った一粒チョコでベルギーチョコの基本形。
フランスのプラリーヌはフィリングを作ってからコーティングするのでチョコは薄め。
それに対してベルギーはチョコで型を作ってから中身を注入するのでチョコが厚く、大ぶり。柔らかいフィリングも入れられるので味も多彩でこっくり濃厚。
最近は小さく洗練されたプラリーヌが主流ですが、昔ながらのベルギーのプラリーヌもチョコレート好きには人気があるだのと思います。
続いてUさんからドイツ出張のお土産にいただいたのもチョコレート♡
「お土産らしいお土産もなくて…」と仰っていたけれど、ドイツのチョコレートは食べる機会がなかなかないので逆にとても新鮮です。
ベルリンにある“Rausch Schokoladenhaus”(ラウシュショコラーデンハウス)というメゾンのもの。
ベルリンには行ったことがないので全く街の様子や雰囲気もわかりませんが、こちらのメゾンはベルリンで最も美しい広場とも言われ、クリスマスマーケットでも有名なGendarmenmarkt(ジャンダルマンマルクト)の近くにあるのだそう。
1階がショップ、2階がカフェ、3階はレストランのチョコレートハウス。
いただいたのは、カカオ60、70、75、80%の4種類の詰め合わせ。
個装になっていて、比較的日持ちもするので一度の食べ過ぎ防止はできそうです。
一つずつ解説、グラフ付きなのですが、、読めない。
そんな外国感が楽しいけれど♬
言葉なんて通じなくても美味しいものを美味しいと感じるのは万国共通。
こうして4種を食べ比べると確かに違いは歴然でカカオの奥深さを感じます。
いずれもカカオがしっかりのビターチョコなので、甘過ぎず、コーヒーはもちろんですが赤ワインにもとても合いそう。
その質と味わいは質実剛健というか、ドイツ車を連想させるような骨太な造り?!
後味余韻が長くて美味しい。
同じヨーロッパでもフランス、ベルギー、ドイツとチョコレート事情は異なることを実感しつつこれから益々美味しく感じるショコラの季節到来です。
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