
ジバンシィのショートドレス☆
パリ暮らしを始めた当初、初めてパリ8区Avenue George V(ジョルジュサンク通り)にある“GIVENCHY”(ジバンシィ)本店を訪れた時は他のメゾンでは感じなかった興奮を覚えました。
その理由は今も昔も大好きなオードリー・ヘプバーンのゆかりメゾンだから♡
「サブリナ」「ティファニーで朝食を」「パリの恋人」「シャレード」等でオードリーが着た素敵なジバンシィの衣装の数々。
オードリーの魅力を引き出し、引き立てたその美しいドレスはいつ見ても何度見てもうっとりです。
まだ無名だったオードリーがユベール・ド・ジバンシィと出会った場所。
ここにあるアトリエで数々の名品ドレスが生まれたのか…と思うと本当にドキドキしました。
ただいまその建物は工事中で外から伺うと正面にガラスケースがあり、その中に1着だけリトル・ブラック・ドレスが飾られ、ほぼ空っぽの店内にその1着が神々しいほどの存在感を放っていました。(見惚れ過ぎて撮影失念)
元々はホテル ドゥ キャラモンという建物だったもので、1959年にユベール・ド・ジバンシィがクチュールハウスとアトリエを創設。
今はここから程近い同じ通りの反対側に新たな店舗建設中の様子。
と言うわけで、同じ8区のジバンシィ・モンテーニュ店へ。
先日購入したROBE COURTE AVEC NŒUDSというショートドレスのお直しが済んで手元に届きました。
ほぼ一目惚れだったこの1着。
試着した途端、これはサイズもピッタリ!と意気揚々とフィッティングルームを出ると、オーランド・ブルーム似の店員さんの右眉がピクッと上がった?!
K「どうでしょう?」
O「ちょっと直した方がいいと思います。このあたり…2、3センチ」
と、彼が摘んだのはバストあたりからの胴回り。
私としてはストンとしたラインのドレスなのでブカブカ感もなく、ちゃんと着れてると思ったのですが、その美意識高そうなイケメン、オーランド(似の店員さん)は直すことを提案。
タイトなデザインじゃないからちょっと直して印象変わる?と思ったのですが、実際変わりました…!
K「オーランドの言う通り!直して良かった。たった2センチ、されど2センチだね。ただ売ればいいんじゃなくて妥協しないオーランドみたいな店員さんに出会うと感激だな〜」
夫「確かに。で、なんなのそのポーズは、その手は…」
K「これ、私の好きなお店のマネキンがしてるポーズ。髭ダンスじゃないから」
夫「・・・」
そんなことを言いながらお出かけ前に撮ってもらったこのドレスは、シースルー生地にキラキラ光るシルバーの丸いプチプチがついて華やかな印象を醸し、
シースルーとは言え、袖&デコルテはちょっと防寒。
一目惚れポイントはバックデザイン。
ちょっと背中はV字に開き気味、そしてタフっとボリュームのあるシルクリボン。
首裏にボタンとホックでダブルで留めるのですが、自分ではホックがなかなかできない。
K「留めて♬」
夫「だからなんで自分で着れないもの買うかな…」
K「お直しの人が言ってたよー。ヨーロッパのドレスは基本自分じゃ脱ぎ着が難しいんだって。着せてもらう、脱がせてもらってなんぼってことでしょ。お願いしまーす」
夫「やだ…」
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