
黒船(QUOLOFUNE) 自由が丘本店☆
十数年前になりますが、当時パリに暮らす友人たちに日本のお土産として度々持っていったのが、目黒区自由が丘に本店を構え、カステラを中心に展開する『黒船(QUOLOFUNE)』のお菓子☆
今度のパリでは、何を持っていこうかな?なこともぼんやり思う今日この頃、自由が丘に来たついでに立ち寄りました。
各種カステラはもちろん美味しいのですが、個人的に一番好きなのは、こちらのバウムクーヘン♡ホールサイズ。
お店に入ると、ドサッっと重なった「ポンタラスキュ(PONTA RASQ )」、そしてバウムクーヘンと並んで創業当時から人気のどら焼き勢ぞろい。
でも肝心の、お目当てのバウムクーヘン・ホールが見当たらない!?
あるのは、小さくカットされた個装の「クアトロバウム」だけ?!
K「すみません、ホールサイズのバウムクーヘンはありますか?」
店「申し訳ございません。只今ホールサイズのご用意はなく、バウムクーヘンはこちらのクアトロのみです」
K「そうなんですか…」
軽くショック。。すっかりホールを買って帰り、家でザク〜っと大胆カットで食べることを妄想していただけに、「こんなちっさいやつで満足できるわけないだろっ、もう!」と、思わず心の中で悪態をついてしまった。
そんな本音と裏腹に買っている自分がいた…。
プレーンと只今季節限定販売中の「クアトロバウム・ラランジャ」を購入。
ラランジャとは、ポルトガル語で「オレンジ」という意味だそうで、オレンジピールが入ったフォンダンを乗せたバウムクーヘン。
カステラ由来と思われますが、こちらのお店のお菓子にはポルトガル語を用いたものがいくつかあります。
育ち盛りでもないのだから、、このくらいのミニの食べきりサイズの方が実際は体に良いでしょう…と思いながらペロリ。
久しぶりだったのでどら焼きも買ってみました。
黒糖の風味豊かな皮で包んだ「黒船どら焼き」。
北海道産白いんげん豆をじっくりと炊いた白餡に、京都産丹波黒豆を添えた豊かな味わいのどらやき「珠貴」(タマキ)。
瀬戸内産レモンの酸味と白餡にもっちり求肥を包んだ期間限定の「瀬戸内檸檬どらやき」。
それぞれ違った美味しさを楽しみました。
どうでもいいことですが、、自由が丘からの帰り道、脳内BGMは先日ライブを楽しんだ『レキシ』の「ペリーダンシング」♬
(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/2022.html)
♬ Dance!ペリー ドゥ ザ ダンシング
揺らぐ江戸幕府 じらされてダンシング♬
やって来たブラックシップ
浦賀沖パニック♬ 開国を要求 1853♬
この曲、最後の歌詞は「たった四杯で眠れぬトゥナイト」を繰り返すのですが、歴史好きならここでププっ!と笑いが込み上げる?!
当時話題になった狂歌「泰平の眠りを覚ます上喜撰(じょうきせん)たつた四杯で夜も眠れず」の引用です。
ペリー一行は黒船4隻で来航したわけですが、当時船は「1杯、2杯」と数えていました。
上喜撰は「蒸気船」に掛かり、また上喜撰とは高級緑茶銘柄のことなので「4杯の高級緑茶を飲んだだけで夜も寝られないほどだよ」という意味と「4隻の黒船が来ただけで夜も寝れないほど国中大騒ぎ」という意味をかけたもの。江戸っ子のウィットを感じる♡
長く鎖国をしていた日本、当時の人たちが「黒船」を見た衝撃、耳にした空砲の迫力は想像するに余りある。
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パリの1枚。
パリで楽しむポルトガルのお菓子☆
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