
Saint Laurent☆もう一つのイヴ・サン=ローラン映画
今年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門で上映されたYves Saint Laurent
(イヴ・サン=ローラン)の伝記映画、Gaspard Ulliel(ギャスパー・ウリエル)主演の
Saint Laurent(サン・ローラン)を観に行ってきました。
小さなご近所映画館へ出かけたのですが、開場前になるとボチボチとヒトが集まり始め
マドモアゼルからマダムまで30人ぐいら集まったそのほとんどが、この"Saint Laurent"
(サン・ローラン)目当て。
(上映時間ギリギリまでシャッターの上がらないパリの映画館...。)
先月初めに日本でも公開されたPierre Niney(ピエール・ニネ)主演の映画
『イヴ・サンローラン』と比較しても楽しそう♪と思って出かけました。
(関連ブログ⇒ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/archives/yves-saint-laurent.html)
今週のフィガロ・マガジンの評価では2つ星の評価☆☆
ネタバレなあらすじは割愛しますが、個人的には既に公開された『イヴ・サンローラン』に
比べると時代が行ったり来たり、サン・ローランを取り巻く人たちのキャラクターがちょっとだけ
わかりづらく感じる部分もありましたが、カメラ割りというのかな(?)ショー自体の見せ方は
とてもカッコ良く、スタイリッシュな映画!という印象で、晩年のサン・ローランの様子も
興味深かったです。
(↓出典 www.lefigaro.fr)
改めてサン・ローランというヒトはピュアで繊細なヒトだったんだな...と思う。
ある意味子供っぽさすら感じさせる。
でも、そのために薬物やアルコールそして男性に溺れてしまう部分が破滅的で、常に危うさを伴う。
その苦悩を理解して支える周囲、特にベルジェ氏はじめクチュリエのスタッフたちの苦労・努力も
本当に大変なことだったと思いましたが、それでもその才能と可愛さがいつまでも愛される存在
だったみたい。
アプローチの異なる2本の映画を順番に見るとサン・ローランというアーティストの実像と虚像が
よく見えてくる気がしました。
映画の後は、ご近所一周パトロール☆
立ち寄ったのは静かな場所。
コレは何かと思ったら、Square Louis-XVI(ルイ16世広場)と名づけられた小さな公園。
ルイ16世とマリー・アントワネットが処刑後に一時埋葬されていた場所と言われているそう。
公園の中には、La Chapelle Expiatoire(贖罪教会)というものがありました。
今回は中には入りませんでしたが、グルっと外をまわると結構な大きさなので、そのうち
入ってみようかな〜。
帰宅後は、サン・ローランの人生を振り返りつつ靴の衣替え。
去年買ったお気に入りのサン・ローランのブーツを磨いてご満悦♡
寒いのは嫌いだけどブーツは大好き♡
À demain(^_^)/
おまけのパリもサン・ローラン♪をBelle et Bonneで
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