
ナポリに行けずとも「とまととちーず」☆
パリの1枚。
10区、普段はなかなか行かないエリアに行くと全てが新鮮☆
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ローマかナポリか?
どちらかと言ったらローマスタイルが好き!
そんな理由もあってこれまでローマには度々出かけてきました。
でもここ数年パリにオープンするのはナポリスタイルのお店が多く、すっかりナポリも好きになってしまった。
K「こうなるとやっぱり一度は現地ナポリで食べたいよね?」
夫「東京で食べる方が美味しいかもよ〜」
K「え…」
それはピッツァ!
ここ最近繰り返しお邪魔しているのが港区麻布十番のピザ屋さん「SAVOY(サヴォイ) とまととちーず店」。
(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/savoy.html )
メニューもそう多くないので回転が早く、観劇や映画鑑賞の前後などにピザだけをサクッといただいたり。
とは言え人気店なので行く前に電話で確認、予約がベター。
ゆっくりいただける時はピザの前に一品料理。
中でも本日のメニューにあれば必ずいただくのが、オーストリア牛サーロインの生ハム。
塩漬けマリネをして熟成させ、多くの周りの肉は削ぎ通し、真ん中部分だけをいただくというもの。
その断面の赤色グラデショーンも美しく、塩加減は絶妙で生ハムといよりエアドライブビーフのような印象。
それをフレッシュなサラダとともいただくと、毎度「絶品!」と唸ってしまう。
タコとセロリのマリネ。
そう言えば私の周りではセロリ嫌いがわりと多い。やはりなかなかのクセもの野菜のひとつかも?!
私も苦手だったけれど、いつの間にか美味しくいただけるようになったもののひとつ。
ワカサギのエスカベッシュ。
いずれの一品料理もポーションは小さめなので二人でいただくにはちょうど良い。
それらをつまみながら、この夏はイタリア旅行する?な話題に戻る。
ナポリの治安はどうなの?でも食べるなら趣味的には北。ヴェローナは?トリノは?ジェノヴァは?
ひと通り気になっている都市を上げ、やっぱりヴェネツィア?などと言いながらのヴァカンス話は食事シーンが一層楽しくなります。
以前からお店の方が「オススメなので次回は是非!」と仰っていたので今回食べてみたのが「クラムチャウダー」。
小さなコーヒーカップサイズですが、なかなかに濃厚。
それを焼き立てのピザ生地につけながらいただく。
そしてお店に来て、テーブルについて真っ先に「まだあります?」と確認&オーダーするのが、こちらのお店のスペシャリテ、マグロの「突先」(とっさき)を載せた「マグロピザ」。
つくづく思うのは美味しいピザは生地だよね!
粉だよね、塩だよね、焼きだよね〜の全てを含めて生地だよねっ!
そんな話をしていると、お店の方が食べ方伝授。
「うちのピザはまずはできれば耳をちぎって食べてください。耳を残す方がいますが、この焦げめの香ばしい香りと食感を味わって欲しいんです。ですけどね、〇〇〇〇人だけは何度言っても耳は残すんですよねぇ。癌になるって言って。癌の心配するならタバコやめればって思いますけど…」
(場所柄外国人のお客さんが多いお店です)
ピザに限らず焦げを食べることは体にいいと言えないだろうけど、たまに食べるピザのちょびっとな焦げは私には気にならないというか、お店の方が仰る通りで、その香ばしくモチモチした耳部分は素晴らしく美味しい。
「メニューには書いてませんけど、裏メニュー焼きましょっか?」
とピザ職人の方の言葉にNoという選択肢はあるはずもなし。
どんなピザだろう?
意表を突いてチョコバナナとかだったりして?!
そんな妄想をしながら待つこと数分であっという間に焼きあがり「ビアンカです」と。
モッツァレラとペコリーノの2種類のチーズの白い(ビアンカ)シンプルピザ。
これまた生地とチーズのバランスが良く、やめられない止まらないでペロリ。
食後のドルチェ、ひんやりグラニートもサービスでいただきすっかり満腹満足。
SAVOY とまととちーず店
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