
Taratatà (タラタタ)☆ザ・レストラン広尾
先月20日に渋谷区広尾に開業した食とウェルネスとワークカルチャーが融合した「EAT PLAY WORKS」(イートプレイワークス)は、「食べて・遊んで・仕事して」というコンセプトで、1・2階がレストランフロア、3・4階が会員制「メンバーズラウンジ」、5・6階がプライベートオフィスという新施設。
場所は広尾駅から商店街に面したところ、または路地裏から簡単アクセス。
よく知るエリアなのに路地裏から入ってみると、知らない街に来たような錯覚が!?
レストランフロア「THE RESTAURANT」(ザ・レストラン)には、注目の飲食店17店舗が横丁スタイルで展開。
そのスペースは思ったよりコンパクトで、お店とお店の距離感が近く、ハシゴで楽しめそうな雰囲気はまさに横丁。
そのお店をサッとチェックしてみると、1階にはティーラウンジ「茶季」、「広尾とんかつ ひとみ」、ベジタリアン料理の「Salam(サラーム)」、お鮨の「寿志團(すしだん)」など。
2階には、「牛タン料理 閣」、「焼鳥 佐田十郎 囲ム」、ベトナム料理の「An Com(アンコム)」、「沖縄ストックストア」などなど。
色々と食べてみたいお店があり、中でも個人的には、NYブルックリン発のメキシコ料理「OXOMOCO(オショモコ)」、西麻布のフレンチ「レフェルヴェソンス」の新業態Bistro Nemot(ビストロ ネモ)、スペインのレストラン「サンパウ」出身シェフが監修するバル「Gracia(グラシア)」などが気になりました。
でも真っ先に食べたかったのは、パスタハウスの“Taratatà”(タラタタ )。
こちらは、大好きなイタリアンレストラン“Melograno”(メログラーノ)の2号店なのです!
連なるお店の中でひときわ賑わっており、19時半には満席に☆
こちらのお店で腕を振るうのは、田淵秀介シェフ。
リズミカルにパスタを作る様子がなんとも素敵です♡
賑わうフロアを仕切るのは、マネージャーの土生悠太さん。
メログラーノ仕込みの二人、息もぴったりです。
さて、この日いただいたのは、まずはイタリア版明太子のブルスケッタを片手にスプマンテで乾杯。
ピリ辛が食欲刺激。
イチヂクとビーツとブッラータチーズのサラダ。
久しぶりに食べた美味しいブッラータにも感激。
揚げたてのヒコイワシと野菜のフリットに揚げ物ラバーな夫は猫まっしぐら…。
手づかみでパクパクいただける、このカジュアル感もツボで、思わず夏のバカンス@ヴェネツィアを思い出しました。
添えられた香草エスペレットサワークリームもイケる!
そのフリットにパーフェクトな相性だったのが、ドライでややしっかりめ、青リンゴ、アプリコット、レモンやオレンジなど柑橘と蜂蜜なども感じられた Alessandro Viola(アレッサンドラ・ヴィオラ)のNote di Bianco(ノート・ディ・ビアンコ)というシチリアの自然派ワイン。
こうして前菜4品をいただいた後、パスタ!
このブログでも何十回も繰り返していますが、とにかくパスタ好きなので、こちらのお店ではどんなパスタがいただけるのか?と、とても楽しみにしていました。
食べたいものはたくさんあって迷いましたが、まずは田淵シェフオススメのイカとその肝を使ったスパゲティを。
メニューに見つけた瞬間、早押しクイズのように「これ!」と指差して決めたのは、ナポリタン。
所謂ナポリタンはケチャップ味主体だと思うのですが、こちらはややピリ辛でスパイシーなメキシカンテイスト?ちょっとコブサラダドレッシングを連想させるような美味しさ。
これはお邪魔するたびにオーダーしてしまうかも?!
野菜がゴロゴロと大きめ、生パスタ麺が太めで食べ応えのある一皿。
そこそこお腹はいっぱいになったのですが、
夫「シメが欲しい」
K「シメって、パスタ後にパスタでしめるって、それおかしいでしょ…」
夫「いや、最後にシンプルなパスタを食べてこそです」
そこでお願いしたのが、ペコリーノチーズと胡椒で作るシンプルなローマ名物「カチョエペペ」(cacio e pepe)。
イタリアンレストランでのカチョエペペ食べ比べは、すっかり夫の習慣、ライフワーク?!
K「あら、意外と胡椒控えめ?」
夫「いや、ビシッと黒胡椒効いてる。写真なんか撮ってないで早く食べてみろ〜」
K「おっ♡ ガツンと効いてますな、黒胡椒。このピリリ感は後を引く美味しさ」
夫「胡椒を最後に上からかけるだけじゃなくてパスタに絡めるソース、ソース作りの段階でしっかり胡椒を入れて作られてるね、たぶん。だから見た目は上品なのに味はしっかり。旨いです!!」
こうしてシメた後のドルチェはパンナコッタと、
ヘーゼルナッツの濃厚アイスクリームをいただきました。
ところで、店名のTaratatà (タラタタ)ってどんな意味?由来は?と気になり、土生さんに尋ねてみると、そもそもは「タラタタ」は擬態語で物がぶつかる時の様子、音なのだそう。日本語で言う「ガツン」とか。
そこで様々な国の文化や個性がぶつかり合って融合する、この建物内でたくさんのお店と個性をぶつけ合う、また後藤シェフが修行されたイタリアのレストランのひとつにも由来し、Taratatà (タラタタ)と名づけられたそう。
覚えやすく、良い名前 Taratatà (タラタタ)。
これからも楽しみにお邪魔したいと思います。
(どうでもいいことですが、最近私の中でピース復活。もう何年もやっていなかったけど、久しぶりにピースサインをしてみたら気持ちが明るくなる気がして連発中、peacefulにいこう!)
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ヴェネツィアの1枚。
コロナの影響で観光客が減り、運河が綺麗になったのは良かったけれど…。
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