
ロマンティックなThe River Café☆
ホテル前からUberに乗り込んでイーストリバーハイウェイをブルックリンのダンボ(Dumbo)と呼ばれるエリアへ。
見えてきたのは、イースト・リバーをまたぎ、マンハッタンとブルックリンを結ぶブルックリン・ブリッジ。
マンハッタンに架かる最も古い橋で重厚な造りの歴史ある橋。
世界で最も美しい橋とも言われているし、映画やドラマで度々登場するNY名物のひとつですが、実際に目の前にしてみると本当に感動的な美しさと迫力で、私の中でただ陸と陸を繋ぐだけと思っていた「橋」の概念が変わる気がしました。
橋ってアート?!
車道の横は歩行者用通路。
天気がいい日は歩いて渡るのも気持ち良さそうですが、かなり風が強そうです。
そしてやってきたのは、ブルックリン橋を渡ってすぐ、橋のたもとにあるレストラン“The River Café”(ザ・リバー・カフェ)。
レストランに入る前にちょっと散歩。
川の向こうに見えるのがマンハッタン・ダウンタウンの金融街、世界経済の中心。
今回楽しみにしていたレストランの一つが“The River Café”(ザ・リバー・カフェ)ですが、「カフェ」って言うし、カジュアルなのかな?と思いきや、店構えはカジュアルなものの星付き、しっかりドレスコードがある高級レストランなのです。
綺麗な装いのカップルが続々とやってきます。
K「人が来るから早く撮って!」
夫「ここにきてもカメラマンやらされるなんて…」
個人的にはドレスコードのあるレストランは久しぶり。
と言うのも、ここ10年ぐらいでパリのレストランシーンはだいぶカジュアルになり、ひと昔前の厳密なドレスコードを要求するお店はだいぶ減りました。
ミシュラン三つ星店でもシャツ&デニムのお客さんは見かけますし、それで入店拒否場面もとんと見かけません。
K「ここのドレスコードって男性はジャケットでしょ?」
夫「それがさ、普通にジャケットじゃないんだよ。“スーツのジャケット着用”って書いてあるんだよ」
K「え、、スーツのジャケット着ろってことはスーツ着てこいってことだよね。普通にジャケットを羽織るスマートカジュアルじゃダメってこと?」
夫「そーゆーこと」
なので夫も珍しく三揃いスーツ。
夫「でも、アメリカ人がどこまでそれを守るのか?パリの三つ星に短パンでくるからな〜」
K「だよね。ドレスコード無視な人も結構いるでしょ」
そんな会話をしてテーブルについたのですが、驚きました!
この日私達の視界に入ったお客さんは全員、100%、本当に皆さん男性はスーツ着用。
そして女性は綺麗めワンピースやセットアップ、ロングドレスの方も。
K「で、私達、ちゃんとドレスコードを守ったからか良いテーブルもらったね」
(レストランの中でも川側中央窓辺の眺めが抜群のテーブル席。正直奥の席ではリバーな眺めは堪能できません)
夫「ドレスコードはみんな守ってるよ」
K「じゃ、お店の人にお願いしたの?」
夫「支配人にチップはずんどきました」
冗談です。
K「この席、本当に素敵!」
ディナータイムなので刻々と日が暮れていく過程が美しく、その景色を見ているだけで飽きないエンターテイメント。
オレンジ色の染まる夕焼けの中、遠くに自由の女神がちょっと見えた!
さ〜、今夜は美味しく楽しもう!
ワインはシャンパンで通すことにし、Drappier(ドラピエ)のロゼを。
ツナクリームのアミューズ☆
アメリカンなクラブケーキ。
マンゴーソースとマンゴーカルパッチョが添えられ上品なまさにケーキスタイルで登場。
美味っ!!
豚とホタテをレーズンチャツネソースで。
海と山のマリアージュ。
K「びっくりだよ!最初からめちゃくちゃ美味しいんだけど、NYってこんなにフレンチが美味しいとこだったの?!」
夫「そりゃ色々あるけど、さすがここはグルマンなEさんのオススメだけあって旨いな♡」
メインに私がチョイスしたオマールは、その身はもちろんですが、ハサミの中に詰められたクリーミーな爪肉がほっぺが落ちそうな美味しさ☆
これもすごいよ!
と夫がオーダーしたのは、コロラド産の仔羊。
大きくてビーフみたいな仔羊?!
羊の臭みはなく、ジューシーで柔らかい肉質。
さらに付け合わせのミンチのカネロニも絶品、リコッタチーズクリームを添えたところも良い!
デサートは、Eさんのオススメでレストランのスペシャリテでもあるブルックリン・ブリッジ・チョコレートケーキ。
これ、かなりの大きさです。
甘過ぎず、美味しい!そこそこの大きさなのにペロリでした。
こちらは、さっぱりなセミフレッドのヨーグルトケーキ。
そして食後のエスプレッソとともにチョコレート。
(これはかなり甘々だった)
そしていつまでも眺めていたくなるマンハッタンのスカイライン。
どこまでもクールでカッコイイ眺めだ♡
こんな夜景を見ながらのロマンティックディナーっていつ以来だったのだろう?!
こちらのレストランは眺め、ロケーション、美味しい食事ということで記念日やプロポーズの名所でもあるそう。
またいつか訪れたいと願う、忘れられない景色と美味しさとサービスの幸せなThe River Caféでした。
帰りはまたブルックリン・ブリッジを渡って。
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最後におまけのパリ。
パリにもCleopatra's Needle(クレオパトラの針)はある♬
NYのセントラルパーク、パリのコンコルド広場の他に「クレオパトラの針」と呼ばれるオベリスクは、ロンドンのビクトリア・エンバンクメントにも。
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