
英仏パイ対決☆M&S編
パリにいながら足繁く通ってます!な英国スーパー“Marks & Spencer”(マークス&スペンサー)。
店内で焼き上げるスコーン。
スコーン好きとしてはいつもスルーできない…♡
パリや東京のスーパーとはまた違った雰囲気、商品ラインナップが面白い。
そういえばイギリスのワインって飲んだことないかも?!
ジャガイモの缶詰、初めて見た…。
わわわ、「ハギス」売ってる〜!な驚きも。
Haggis(ハギス )は、羊の内臓を羊の胃袋に詰めて茹でたスコットランドの伝統料理。
その香りは強烈に臭いらしく、私は未だチャレンジできず。
と、パリ6区にあるサン・ジェルマン店は広めで雰囲気も落ち着いているので見やすく、このブログでもすっかりお馴染みスポット?!
そして毎度買うのがパイ!
と言うわけで、先週の勝手に英仏パイ対決の続き“Marks & Spencer”(マークス&スペンサー)編。
(ティリエ編→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/thiriet-1.html )
我が家でのM&Sのパイ第1位は、「チキン&マッシュルーム」。
一人食べきりサイズで2個入り。
フランスの“Thiriet”(ティリエ)と比べるとその生地は厚め。
それもそのはず、生地がペイストリー生地でパイ生地ではないから。
そのペイストリー生地はバターたっぷりのパイ生地の薄紙を重ねたようなパリサク感と比べるとパサパサ。
でも悪い意味でのパッサパサではなく、中のクリーミーなソースとのバランスが良く、グビグビとワインが進む。
第2位は「コーニッシュ・パスティ」。
イギリス料理に詳しくないのですが、名前のままにコーンウォールを代表するペイストリー生地に肉や野菜など詰めた家庭料理だそう。
そして色々ある「パスティ」の中でも「コーニッシュ・パスティ」を名乗るには厳しい条件があると。
例えば中身はダイス状またはひき肉状の牛肉、じゃがいも、スウェーデンカブ、たまねぎで、調味料は塩コショウのみ。
肉量はパスティ全体の12.5%以上、野菜の量25%以上。
更にコーンウォールにあるコーニッシュ・パスティ協会の申請を経るなど調べる度に細かい規定があって驚きました。
歴史的に鉱業が盛んだったコーンウォールでは鉱山で働く鉱員たちの昼食用に、ペイストリーの閉じた部分を太く持ち手のようにし、汚れた手のままでも食べられるようにしたもの。
円形のペイストリー生地に具を置いて折り曲げて包み、片側をねじった半円形がコーニッシュ・パスティ特有のシェイプ。
こちらも2個入りで、一人自宅ランチにいただくにも丁度いい。
具沢山で食べ応えあり♡
第3位はステーキパイ。
ビーフたっぷり!
いずれもワインよりはビールが飲みたくなる♬
さて、フランスのティリエとイギリスのM&S、どっちのパイが好き?となると、パイ生地とペイストリー生地が別物なので厳密な比較はできない?!
広い意味でパイとして比較するならティリエの方が好きですが、M&Sは一人用サイズになっていることもポイント高し。
なので回数的には、この夏はM&Sの方を食べました。
これはなんだっけ…と、似たようなルックスの画像があれこれスマホに残っているもののもはや思い出せず↓
番外編としてはM&Sのフィッシュケーキ類もなかなかイケる〜。
パリのキッチンでは揚げ物をしないので、大の揚げ物好きな夫をなだめるのに重宝してます。。
そんな揚げ物にこのタルタル。
と、どこにいても本国とは違う異国のスーパーは些細なものでも、そのパッケージや味の違いが新鮮です。
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