
グラン・パレでドルチェ&ガッバーナ展☆Vol.2
昨日のブログ(グラン・パレでドルチェ&ガッバーナ展☆Vol.1)の続きです。
興味深く鑑賞したのは、アトリエの様子を再現展示したコーナー。
刺繍やレース、ビーズ装飾など、一つひとつの衣装がまるで芸術品。
それらが紡がれる夢のアトリエは見飽きません。
17世紀のバロック芸術から着想を得たという白いドレス、そして金糸を使ったゴージャスな衣装は、まるで宮廷衣装のようで、うっとりな溜め息が漏れポエティックな気持ちに。
ここはグラン・パレ、光と影の宮殿。
天井のガラス越しに降るのはパリの冬。
けれど生地のひだに一度触れれば、
炎のような情熱に包まれる。
職人の手が生む魔法、
愛と歴史を編み込んだ金糸の煌めき。
ドレスはただの布ではなく、
記憶と願いの綴れ織り。
「心から手へ」──
その言葉の意味を知るのは、
この美の迷宮を歩いた者だけ。
なーんて夢のドレスを前に誰でも詩人になれる、現実離れしたような世界が次々と広がりました。
哀しみ、祈りの黒には、心鎮められ。
オペラや映画からインスパイヤされた作品は、物語性が豊かに表現されていて、見ているだけで主人公になった気分に☆
全ての作品が後ろから見ても、360度どこから見ても美しくて。
ヴァネツィアンガラスの煌めきの下、どこまでも華やかなドレス達の共演。
めくるめく展開したワンダーワールド。
ここまでかなり画像は抜粋したつもりですが、キリがなく、まだまだ素敵なピースがあるので、またそれは何かの機会にアップしたいと思います。
というわけで、パリのグラン・パレで開催中のドルチェ&ガッバーナ展「Du Cœur à la Main」は、ドルチェ&ガッバーナが単なるファッションブランドではなく、イタリアの伝統や文化を大切にしながら新しい美を生み出し続けていることが伝わる、ブランドの魅力を存分に味わえる大変素晴らしい展覧会でした。
さて最後に、この感動ををしっかり心に留めたく(な建前)記念のお土産にスカーフ購入。
スカーフ使いは相変わらず苦手ですが、買うたびに今度こそ!と思いながらなかなか実行できずにいましたが、今年こそスカーフを使うぞ〜と改めてここに誓う(^^)
Bon Weekend (^o^)/
3 Avenue du Général Eisenhower 75008 Paris
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