
Notre-Dame de ParisでYSL
今シーズンラストとなるパリ・オペラ座のバレエ鑑賞に行ってきました。
それはNotre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)の初日公演☆
場所はオペラ・バスティーユ♪(広場にある7月革命の記念柱↓)
初めて観る演目でもあり、特に今シーズン楽しみにしていたものだったので記念にパンフレット購入(^o^)★
原作は、あの有名なVictor Hugo(ヴィクトル・ユーゴー)。
振付は、Roland Petit(ローラン・プティ)。
衣装が、大好きなYves Saint-Laurent(イヴ・サン=ローラン)。
そしてQuasimodo(カジモド)を踊るのが、今シーズンで引退のNicolas Le Riche(ニコラ・ル・リッシュ)!
(↓快晴の空の下の本物ノートルダム☆)
楽しみに開演を待っていると、数列前に今シーズンまでオペラ座バレエ団の芸術監督の
Brigitte Lefèvre(ブリジット・ルフェーブル)さんがいらして周りがちょっと騒がしくなりました。
心の中で私も今までお疲れ様でした!の言葉を贈る...。
ところで、このバレエのストーリーはヴィクトル・ユーゴーの
Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)をもとにしたもので有名なお話なのですが、
ざっくりなあらすじをカーテンコールとパンレットの画像とともに♪
舞台は荒んだ15世紀のパリ。教会の持つ権限が弾圧と排除を生み出す時代の物語。
パリにやって来た美しいジプシーの踊り子エスメラルダに聖職者フロロは心を奪われる♡
聖職者であるフロロは自分の欲情に悩みながらも、生まれつき醜い教会の鐘つきのカジモドを
使ってエスメラルダに近づく。
しかしカジモドは捕らえられ、エスメラルダは衛兵フェビュスに恋する♥
(原作ではもっとドロドロでフェビュスには婚約者がいるという不実な男なんだけど
演じたダンサー・フロリアンがブロンド王子様風で甘く爽やかでした♡)
捕らえられたカジモドは広場でさらし者にされますが、エスメラルダが彼をかばいます。
カジモドは人間の優しさを生まれて初めて知り、彼女に恋をする♥
が、エスメラルダの心はフェビュスに♥(男と女、うまくいきません...)
フロロは逢引をするエスメラルダとフェビュスを影から狙い、フェビュスを刺し殺して逃げます。
(フロロを演じたジョシュアがとーっても格好良かったです。なのに写真はブレブレ。)
(いい男を前にするといつもブレてしまうダメブロガー...)
エスメラルダにフェビュス殺害の濡れ衣が着せられ、魔女裁判の結果、死刑が決まる...。
カジモドはエスメラルダを救いノートルダム大聖堂にかくまうも、エスメラルダはカジモドの
あまりの醜さに顔を見ることができませんでした(>_<)
(カジモド自身もわかっている醜さなのですが、やっぱり好きな人に拒絶されるのは一番
傷づくことで、カジモドの悲しさがジーンと伝わるシーンでした。)
フロロはパリの暴動の矛先をノートルダム大聖堂に向けさせ、混乱の中エスメラルダを連れ出し、
助命と引き換えに愛人になるよう迫りますが、彼女はフェビュスを刺したフロロを拒びました。
その結果エスメラルダは兵士達に捕まり処刑されました..。
そして駆けつけたカジモドはフロロを締め殺す。
そしてエスメラルダの亡骸を抱いてどこかへ...。(で、幕が下りました)
写真左から、Phoebus:Florian Magnenet、Esmeralda:Eleonora Abbagnato、
Quasimodo:Nicolas Le Riche、Frollo:Josua Hoffalt。
この作品は1965年にフランス人に愛されるローラン・プティが初めてパリ・オペラ座バレエの為に
演出した作品。
テンポの良いストーリー展開と大がかりな鐘を使ったりのセットは見ごたえがあり、とても面白かったです。
そして個人的にはサン・ローランが初めて手掛けたというバレエ衣装がどれも素敵で見惚れました。
どの衣装も元祖サン・ローラン的でとても良かったです!!
エトワールの重鎮ニコラ・ル・リッシュがこれで引退と思うととても寂しく感じながらの、
これからずっと記憶に残るだろうと思える素晴らしい公演でした☆
À demain(^_^)/~
おまけのパリは「新発売のアイスエクレア♪」をBelle et Bonneで
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-286.html
************************
<INFO>
Opéra national de Paris
http://www.operadeparis.fr/
ARCHIVE
MONTHLY