パリの子ども事情

寒い冬のママンのポケットにはボンボン

フランス人のショコラ好きは有名ですが、それに並ぶ程ボンボン(飴玉)も大好きなんです。
スーパーマーケットではお菓子売り場を二分する同勢力。

オペラに古くからあるボンボン専門店。

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店の佇まいも、量り売りという昔からのスタイルも、クラシカルな缶もパリっぽくて大好き。

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それでも、ボンボンは専門店が少ない。
どうしてかな? と考えたら、もしかしてどんな薬局でもボンボンを売っているから?
と、思い当たりました。

そして、何でなんだろう? どこの薬局でもボンボンが売られているフランス。
住み始めた頃の疑問でした。
薬、ダイエット食品、スキンケア商品、赤ちゃんグッズ、ホメオパシーのレメディ、アロマオイル......。
たしかにいろいろなものが売られている薬局ですが、お菓子には「??」が付いていました。
でも、子どもができて公園へ冬に行った時「なるほど!」と思いました。
ちょっと喉がいがらっぽくなった時、このボンボンが役に立つのです。
スーパーで売っている着色料ギンギンのボンボンや、砂糖タップリのボンボンは小さい子には特に与えたくない。
そう考えるママンは少なくないのでしょう。
そこで、薬局で売られている天然着色&はちみつボンボンが選ばれるのです。

ママンのポケットやバッグにこんなボンボンが必ず入っているのでは?
というくらい、みんななめています。

そして、そんな体に優しいボンボンがネットで売られているのを発見!
しかも日本語対応もあり。

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厳選されたはちみつのボンボンは、中からトロリとはちみつが出てくるのがシュルプリーズ!

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宝石箱をひっくり返したようにカラフルなボンボンは、天然着色料を使っていて、砂糖の代わりにこちらもはちみつを使っています。

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こんなシンプルなパッケージで届きます。
こちらから注文出来るので、是非試してみてほしい!
喉の調子が良くなるし、後味の良さもさわやかなのが特徴です。
http://bonbonmiel.jimdo.com/


そして、パリのバレエ事情その2。

11月末に、2回目のコンクールに出場した我が長男です。
今回はフランス全国大会。
北の街PERONNEで開かれました。
このコンクールの特徴は、クラスごとにその場で振り付け師の先生に1時間踊りを習う。

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舞台の上で練習です。
20人くらいの女の子の中に、今回も男一人。
しかも、まわりはみんな4~5年バレエを習っている子ばかり。
覚えるのがまだ遅い長男は、ちょっと見ていられない感じです。
見かねた振り付け師の先生が手取り足取り教えて下さいました。

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そして、踊って審査。

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今回はこんな劇場でした。

その日に覚えたみんな同じ踊りを踊った後に、自由曲を一人一人踊りました。
2週間前の国際コンクールでは予選落ちしたため踊れなかった「カルメン」をやっと舞台で踊ることができました。

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衣装は決められていたので、こんなシンプルなスタイル。
自信を持って踊れました。

そして、授賞式。
出場者の半分は賞が取れる優しいコンクール。
子ども達のやる気を育てるコンクールとも言われています。

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まさかの銀賞をいただきました。
同じスクールのお姉さんたちが思いっきり喜んでくれています。
本当にまさか! だったので、パーカーを着たまま舞台に上がってしまったほど。

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スクールの参加者17人中、15人が賞を取りました。
ますます頑張ろう! という意欲に燃える子どもたち。
このキラキラした子どもたちの可能性を、大人の私たちは、励まし、見守り続けていけたらと思います。

【関連記事】パリの習い事 ― バレエ事情
https://madamefigaro.jp/paris/blog/maiko-matsunaga/post-1335.html

松永麻衣子

パリ在住ジャーナリスト

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