パリの子ども事情

ヴァカンス・パリの公園での過ごし方。

7月終わり。ヴァカンスのちょうど折り返し地点です。パリのマルシェの出店もまばら。人もまばら・・・そんな人の少ない時の公園を目いっぱい自分の家のように使って過ごす、というのがちょっとした楽しみになっています。パリ居残り組だってちゃんとヴァカンスを楽しんでいるのです。

たとえば、木に大きなクロスを結んでテントのようにします。そこがちょっとしたサロンの雰囲気。子どもたちは遊んではここで休み、お昼もおやつもここで食べます。お弁当だといつものピクニックになっちゃう~。ということでママンたちは相談して"まるで家のよう"を演出しました。ジャムは瓶のまま、お皿も紙皿ではなく陶器を、ワインなどもグラスで飲んで、という徹底ぶり。このいつもと違ったリッラクスした時間が子どもたちにもウケ、ケンカもなく1日が過ぎました。


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楽しそう!とお友達が続々と集まってきました。
前半にヴァカンスに行ったお友達の話を聞いたり、これからヴァカンスに行くお友達の話を聞いたり、話はつきません。


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木登りは公園遊びのいちばんの楽しみ。遊具を登るよりも楽しいらしいのです。女の子の方が登っています。枝に座り語り合うのが素敵なこと、なのだそう。


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うっそうとした通路は子どもたちの探検の場所。かれらはこの場所を"森"と呼んでいます。


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旧式のくみ上げ式の水道は小さい子どもたちの遊び道具? 暑い日は水浴びもしちゃいます。子どもたちは"フォンテーヌ"と呼んでいます。

大きな公園、小さな公園、遊具のある公園、芝生の広がる公園・・・さまざまな公園がたくさん点在しているパリ。私が小さいときにいつも遊んでいた公園はとてつもなく懐かしい思い出になっています。この子どもたちにも、この夏の公園の過ごし方が素敵な思い出になるといいなーと、遊び方次第でその魅力は変わるのだなーと実感しましました。こんな企画をしたママンたちも素敵です!

松永麻衣子

パリ在住ジャーナリスト

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