パリで夢を見ている

世界遺産の町ル・アーヴル、マルロー美術館へ印象派コレクションを訪ねて。

パリからフランス北西部、ノルマンディー地方へ2時間ほど列車にゆられると、印象派が生まれた港町ル・アーヴル( Le Havre) に到着します。1,6kmにわたって続く砂浜のビーチがあり、港の風景は印象派の画家たちによって描かれたこともあります。

今回、作家アンドレ・マルローが1961年に設立した美術館、マルロー美術館( Musée Malraux ) を訪れました。フランス第二の印象派コレクションとして知られいます。

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数歩あるけば、海が臨めます。地元の人たちが釣りをして楽しんでいました。

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開放感ある涼しげな館内でモネ、ルノワール、ピサロからマルケ、ボナール、マティスまで近代絵画を鑑賞することができました。

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現在、「Né(e)s de l'écume et des rêves ( 海の泡と夢から生まれた)」と題された企画展が2018年9月3日まで開催されています。展覧会は、19世紀後半と20世紀後半の芸術家たちの海洋と深海に関する想像上の海の問題に疑問を投げかけます。

展示室、「Le "Salon des Vénus"(ヴィーナスのサロン)」ではアドルフ・ヒレミ=ヒルシュル( Adolf Hirémy-Hirschi) の甘美な絵画「Aphrodite(アフロディテ)」が迎えてくれます。ギリシャ神話に登場するアフロディテは、愛と美の女神で、ローマ神話のヴィーナスに当たります。

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絵画だけでなく、彫刻もあります。

ロダン(Auguste Rodin)の「人魚( Les Trois Sirènes)」。

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ジェームス・プラディエ(James Pradier)の「愛の誕生 (La Naissance de l'Amour)」。

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アール・ヌーヴォーを代表するフランスのガラス工芸家、エミール・ガレ(Émile Gallé)の作品は、洗練されていて美しかったです。

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中2階には、モネの師として知られるウジェーヌ・ブータン(Eugène-Louis Boudin)のコレクションが壁一面に展観されています。

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ウジェーヌ・ブーダンは19世紀のフランス人画家で、印象派に影響を与えた外光派の一人です。私はル・アーヴルの町を散歩しながら、ブータンの描いた青空と白雲に思いを馳せました。

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ルノワールの「ニニ・ロペスの肖像」。

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展覧会を堪能した後は、ル・アーヴルの海辺まで足をのばしました。

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マルロー美術館

●所在地

2 boulevard Clemenceau 76600 Le Havre

●開館情報

火曜日〜木曜日は11時〜18時まで開館。

金曜日〜土曜日は11時〜19時まで開館。

最終入場は閉館の15分前まで。

月曜は閉館。

1月1日、5月1日、7月14日、11月11日、12月25日は閉館。

●料金

一般料金 7ユーロ

割引料金 4ユーロ

●サイト

http://www.muma-lehavre.fr/en/practical/informations/getting-to-museum/access

 

注意。2018年8月の情報です。

 

矢内 美春

東京工芸大学芸術学部写真学科卒業後、渡仏。
レンヌ美術学校(École européenne supérieure d’art de Bretagne)のアート科に編入し、写真・絵画・陶芸を用いて作品制作をする。同校にてDNAP(フランス国家造形芸術免状)を取得後は、IESA(Institut d’Études Supérieures des Arts)でアートマネージメントを学ぶ。東京(Misa Shin Gallery)やパリ(Galerie Taménaga)の画廊、アートフェア(ASIA NOW/パリフォト)で研修を受ける。

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