パリで夢を見ている

パリ、素朴派美術館に行ってみた♫

Bonjour à tous 

今日はモンマルトルの真横に位置する素朴派美術館についてご紹介します♡

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建物内は外からの光が入ってきてとても明るいです。

 

ここには美術書を取り扱う本屋さんと、カフェが併設されています。

 

サクレクール大聖堂から歩いて1秒と言っても過言でないくらい近いので、観光後に、こちらでゆっくりコーヒーを飲むことができます。気になる展示があれば、入場料は有料ですが、展示を見ることもできます。

もしかしたら本屋で、好奇心をそそられる本との出会いもあるかもしれません。

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こちらの美術館にはロッカーがあるので、重い荷物がある場合でも安心です。

私は、4月23日まで行われたGibert Peyreの展示を訪れました。

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Gibert Peyre

1947年生まれ。演出作家、彫刻家、音楽家、詩人・・・分類分けできないアーティスト。9人兄弟に育ったアーティストは、幼少時代からおもちゃを作っていたそうです。14歳で溶接工の免状を取得しました。

作品はすべてスイッチを押して動き出す仕組みになっています。一体どんな動きをするのか、どんな音を発するのか楽しみにさせてくれます。

見た目は少し怖い作品もありますが、細やかな工夫がこらされているため、それぞれがたった1つの個性のある作品です。

例えば、ある作品は、鳥かごの形をした針金の中にいる鶏のロボットが円を描くようにくるくると回ります。一周したところで、男性の吐息が聞こえてきました。

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このように、この作品の場合は私たちが予期しないような要素が含まれているため、見ながら楽しむことができます。でも、この作品たちは観客がいなければ成立しません。観客がいてスイッチをオンにされて初めて、作品として、パーフォーマーとして彼らは動き出します。

私たちがよく目にする美術館やギャラリーは白い壁ですが、こちらの会場は全体が暗くなっていることもあり、秘密基地に侵入するような気持ちになりました。

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作品が動いている数秒間にだけにしかわからない動き。「アーティストはどんな意図でこれを作ろうとしたのだろう」とまるで手品の謎解きをするような気持ちで見ることができました。

9.jpg地図の水の中を、赤い金魚に見立てた缶詰が泳いでいるような動きをする作品。

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人形が歌いながら、ハイヒールでダンスをする作品。

この展示を見ながら、機械的な動きをする作品を作るのにどれだけの労力と時間が費やされたのだろうかと疑問をいただきました。

もしも、モンマルトルやサクレクールに来る機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください♪

 

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素朴派美術館 HALL SAINT PIERRE

http://www.hallesaintpierre.org/

住所  Halle Saint-Pierre 2, rue Ronsard 75018 PARIS

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