
パリ市役所で「浦沢直樹展」始まりました!
パリ市役所で、「MONSTER」「20世紀少年」で知られる漫画家・浦沢直樹さんの個展が
2月13日から始まりました。展示期間は3月31日まで、入場料は無料です。
会場には、原画や子供時代に描かれた絵などおよそ500点が展示され、
フランスの子供から大人まで多くの浦沢直樹ファンで賑わっていました。
フランス、アングレームの2018年国際漫画祭で行われた「浦沢直樹の芸術」をテーマにしたイベントは、フランス首都パリに到着し、パリのTandem Paris - Tokyo 2018の一環として、パリ市のコンセプトストア「Paris Rendez-vous」で今回の個展が開催される運びとなりました。
筆跡や修正液の後まで見えるデッサン。
細やかで繊細な一本一本の線に宿る登場人物に「命」を吹き込んでいくプロセスに、
息を呑んで鑑賞しました。
写真下は、パリのルーヴル美術館をテーマにした作品「夢印- MUJIRUSHI-」の、
フランス語訳された台詞が貼り付けられている原稿。
画像下は、「20世紀少年」より。
映画化もされているので、ぜひ見ていただきたいです。
フリースペースもありました。
来場者が思い思いに、浦沢さんへメッセージを送っています。
フランスの日本語学習している方が書いたであろう、
「ありがとう」の文字が、私の心にも響きました。
浦沢さんご本人も会場にいらして、その筆跡を残されていました。
インタビュー映像もありました。
パリ市のコンセプトストア「Paris Rendez-vous」では、イベントの期間中にポスターや文房具、Tシャツ、トートバックなどのグッツが発売されています。
漫画を通して日本を知るフランスの人々は多くいらっしゃるようで、
日本を好きになってくれることが、一人の日本人として、嬉しく感じられました。
▶︎L'art de NAOKI URASAWA
2018年2月13日〜3月31日
10時〜19時
日曜日は休館
料金:無料
29 rue de Rivoli 75004 Paris
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