パリで夢を見ている

(パリ7区)ケ・ブランリ美術館で「アジアの地獄と幽霊(Enfers et fantômes d'Asie)」開催中!!

先日、エッフェル搭からほど近いセーヌ河沿いに位置するケ・ブランリー美術館(Musée du quai Branly)に行ってきました。この美術館は2006年に開館し、アフリカやアジア、オセアニア、南北アフリカの固有の文化と文明、芸術を扱っており、収蔵品は30万点にも及びます。

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元フランス大統領ジャック・シラクがルーヴル美術館に原始美術部門を作る準備を始めさせ、同時に原始美術専門館の建設構想も開始し、自身の在任中の代表的な文化プロジェクトとなりました。

ケ・ブランリ美術館は、フランス人建築家ジャン・ヌーヴェルにより設計されたガラス張りの美術館です。(同氏はパリのカルティエ現代美術財団の建物も設計しています。)

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「アジアの地獄と幽霊(Enfers et fantômes d'Asie)」展は、7月15日まで開催しています。展覧会は精神、恐怖、幻想的な生き物の世界を巡るアジアの地獄と幽霊に関する内容ですが、展示物によっては、グロテスクに感じられ、子供には刺激が強いと感じました。

 

宗教的な芸術、映画、現代的な創作や漫画を通して、鑑賞者にアプローチをしていました。中でも、日本の幽霊や妖怪に関する展示が注目を集めていました。

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日本の絵画やホラー映画、北斎の版画や漫画、タイの精神崇拝の仏教絵画を通して、幽霊の姿は何世紀にもわたりアジアの想像をひきつけていたことがわかる展示構成になっています。

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5.JPG四谷怪談のお岩さん。

6.JPG映画「リング」の貞子。

7.JPG怪猫。

日本の幽霊や妖怪に比べて、インパクトがあったのは、タイの餓鬼です。

2メートル近くあり、迫力がありました。8.JPG

続いて、中国の死体妖怪の一種、キョンシー。

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展示物の量も多く、とても見ごたえがありました。

最後は、清められるような気分で展示室を出ることができました。

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ケ・ブランリ美術館の庭には、紫陽花が咲いていました。

 

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皆さんも機会があればぜひ一度、お越しください。

 

ケ・ブランリ美術館  Musée de quai branly

会期:4月10日〜7月15日

開館時間: 

火曜日、水曜日、日曜日: 11h-19h00

木曜日、金曜日、土曜日 11h00-21h00

閉館日: 月曜日

住所: 37 quai Branly, 75007 Paris

 

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