パリで夢を見ている

パリ4区のヨーロッパ写真美術館でレンハン展

フランス、パリにはいくつもの有名美術館がありますが、写真専門の美術館「ヨーロッパ写真美術館」もあります。フランスは写真技術が生まれた国であり、毎年11月にグラン・パレで開催されるパリフォトからも読み取れるように、この街には多くの根強い写真愛好家がいます。

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1966年に開館したヨーロッパ写真美術館では、フロアごとにだいたい3つの写真展が企画されています。ジャンルはドキュメンタリーからコンテンポラリーまで様々で、写真家の国籍にも偏りはありません。

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5月25日まで、中国人写真家のレン・ハンの個展「Love, Ren Hang」が行われています。

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2017年に29歳の若さでこの世を去ったレン・ハンは身近な友人館の写真、特にヌード作品で世界で注目されました。

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荒木経惟や寺山修司にインスパイアされていたそうです。

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↑特にこの写真は、荒木経惟さんの「センチメンタルな旅」で妻・陽子さんが船の上で丸くなっている姿にどことなく似ているような気がしました。

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レン・ハンが撮影しているのは女性だけではなく、男性も被写体として選んでいます。コニカのカメラを愛用し、フラッシュを焚いて撮影しています。

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美術館のエントランスには、日本人写真家の田原桂一さんによる「庭」という作品があります。お庭は常設なので、いつでも鑑賞することができます。

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ヨーロッパ写真美術館 (Maison Européenne de la Photographie)

●住所 : 5-7 rue de Fourcy 75004 Paris

●アクセス :地下鉄1号線の「Saint Paul」駅から徒歩2分、7号線「Pont Marie」駅から徒歩3分

●営業時間 :

水曜日と金曜日は11時から20時まで

木曜日は11時から22時まで

土日は10時から20時まで

(注意 : 2019年4月現在)

●定休日 : 月、火曜

●公式サイト: https://www.mep-fr.org

 

 

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