花で紡ぐパリの日常。

週末のブロカント巡り

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ブロカント(蚤の市)に行くのが趣味で、パリにいるときはほぼ毎週末、出掛けています。
パリのあちこちで開催されているブロカント情報を調べて、肩から大きなマルシェバッグを提げて出掛け、1日で何ヶ所もはしごすることも珍しくありません。

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ブロカントで出会う、静かに時を刻み続けてきた古いものたち。出店しているスタンドのオーナーから、ものの背景や物語を聞くのも好きです。そしていざ、手もとに迎え入れるときは、止まっていた物語の扉を再び開き、自分がペンをとって新しい物語の続きを編み始めるような気持ちになります。

ファッションもインテリアも、フランスの人たちはヴィンテージを取り入れるのが上手。私もパリに来て初めて、その魅力にどっぷりとはまることになりました。

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ヴィンテージの洋服も、好みが合いそうなスタンドがあれば必ずチェック。
これはどれも、大体10ユーロから20ユーロぐらいで見つけた掘り出し物です。私は専門的な知識は持っていませんが、古い時代の布地の良さや、品のあるところが好きです。

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刺繍が施されたヴィンテージのシルクガウンも、パリではデニムなどを合わせてさらりとおしゃれに着こなしている人をよく見かけます。これも確か、かなり安くしてもらった記憶があります。

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そして職業柄、花器や花器になりそうなものにはつい目がいってしまい、お財布の紐も緩みがち。クリアなガラスの水差しや薬瓶は、花器としても使いやすくて重宝します。

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パティシエをしている夫の作るお菓子と、コーヒーと、花。いつでも食卓と私の人生に欠かせないもの。
Astier de Villatteのニュアンスのある白い器は、ヴィンテージのインテリアや食器とも相性が良く、買い集めています。

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暮らしの風景にヴィンテージを取り入れるアイディアも、少しずつお話ししてゆければと思います。

守屋百合香

フラワースタイリスト
パリのフローリストでの研修、インテリアショップ勤務を経て、独立。東京とパリを行き来しながら活動する。パリコレ装花をはじめとした空間装飾、撮影やショーピースのスタイリング、オンラインショップ、レッスン、コラム執筆などを行う。
Instagram:@maisonlouparis
www.maisonlouparis.com

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