【フィガロジャポン35周年企画/35人のパリジェンヌ】 憧れであり共感を得た、ジェーン・バーキンの飾らない生き方。
Paris 2025.03.06
ジェーン・バーキン
Jane Birkin
俳優、歌手、モデル

「私って、人のためになにかしていないといられないの」
永遠のファッションアイコン、ジェーン・バーキン。白いTシャツに切りっぱなしのフレアデニム、籐のカゴバッグ、ミニドレス、そしてなんといっても彼女の名前が由来となったエルメスの「バーキン」と、ジェーンを表すアイテムやスタイルは、いまなおフレンチスタイルの定番となっている。
ロンドン生まれのジェーンはモデルを経て『ナック』(1965年)で映画デビュー。68年にフランスにわたりセルジュ・ゲンズブールと同棲。ふたりのデュエット曲「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」はセンセーションを呼ぶ。84年には新しいパートナー、ジャック・ドワイヨン監督の映画『ラ・ピラート』が話題に。フィガロジャポン最多登場のジェーン・バーキン。誌面ではその飾らない生き様やファッション、体当たりの演技について独自取材を行い、2024年3月号では追悼特集号も組んだ。3人の伴侶との間に授かったケイト、シャルロット、ルーもフィガロジャポン読者にはおなじみ。ピュアな脆さを持ち続けたジェーンは、素直に生きる勇気を教えてくれた。



text: Junko Kubodera
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