アメリカの女子幅跳び選手、オリンピック出場が決まり夫と抱き合う姿が話題に!
Paris 2024.08.04
選手カップルのタラ・デイビスとハンター・ウッドホールがインスタグラムに動画を投稿した。2024年パリ五輪の代表選手に決まった直後、タラが涙を流しながら夫に駆け寄るシーンだ。
世界陸上3日目、女子走幅跳で金メダルを獲得したタラ・デイビス・ウッドホール(2024年3月3日、グラスゴー)。photography: PA Photos / PA Photos/ABACA
6月30日に行われた女子室内走り幅跳びの決勝でタラ・デイビスは7mを跳び、パリ五輪への切符を手に入れた。この勝利は特別な意味を持っていた。2度の失敗の後、決勝に進むチャンスは1度しか残されていなかった。彼女は見事にそのチャンスを活かしたのだ。明けて7月1日、夫妻のインスタグラムアカウント、"The Woodhalls"に感動的な動画が投稿された。100mハードルと走り幅跳びの選手であるタラが、パラリンピック選手の夫ハンター・ウッドホールの腕の中に飛び込む場面だ。
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人生で最も過酷だった試合
このシーンを3つの言葉で言い表すと喜び、涙、誇らしさだろう。試合が終わるとタラ・デイビスは泣きながら最前列にいた夫に駆け寄り、腕の中に飛び込んだ。彼女はそこでようやくプレッシャーから解放され、7mを跳んだ偉業を喜ぶことができた。夫はタラを抱きしめると、「すごいよ、すごいことをやり遂げたん」と叫んだ。しばらく抱き合ったのち、2024年パリ五輪の出場権を獲得したタラが泣きながら「人生で最も過酷な試合」だったと言うと、夫は、「わかっている、必要なことだったんだ、もっと大きなものへ向かうためのね」と妻をいたわり、ずっと抱きしめながら数秒後、「やり遂げた、君はやり遂げたんだ」と喜びを噛みしめた。
互いに支え合う
ふたりはカップル選手として知られている。ハンター・ウッドホールは両足切断のスプリンターで、パラリンピックで3回の受賞歴を持つ。2024年6月28日、彼はアメリカのメディア『Team USA』の取材に応じ、互いに支え合っていることを語った。「僕らはパートナーとしてひとつのチームだ。日々が新しい経験だけど、一緒に体験できるのは10倍良い」
text: Aglaé Cuypers (madame.lefigaro.fr)