インドネシア バリ島の真っ赤なハイビスカスに癒されて。

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神様への祈りを捧げるために、毎日、多くの新鮮な花々が用いられているバリ島。真っ赤なハイビスカスは、装飾であると同時に、場を悪霊から守り、清める役割をもつ花とされています。

昔は、ハイビスカスの葉をもんで濾した液で、頭髪を洗っていたそう。洗浄効果に加えて保湿効果があり、育毛にもよいのだとか。バリ女性の艶めく黒髪は、長年、ハイビスカスで保たれていたわけです。

清浄を象徴するハイビスカスをシンボルとして用い、敷地内にも多く飾っているのが、バリ島ウブドの「ロイヤルピタマハ」。もともと聖地とされていたアユン川の渓谷沿いにある広大なリゾートです。ウブド王家による経営なので、働いている人はほとんどがバリ人で、ホスピタリティは上々ながら、ローカル度たっぷりなところも魅力。

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個人的に大好きな場所が、お清めのための聖水が流れ込むプール。岩が置かれていて、一見、露天風呂のようでもありますが、これは、バリ島が昔から川で行なっていた沐浴(マンディ)のイメージ。プール脇には、朝早くに、真っ赤なハイビスカスが丁寧に供えられていて、とてもきれい。ちなみに、ロイヤルピタマハには、お花を供える供物係の方だけで15名もいるそう!

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そして、「ロイヤルキラーナスパ&ウェルネス」では、最近、新しくハイビスカスを用いたトリートメントが始まりました。スパの建物自体は、オープンしてからしばらく経っていますが、2階建てで、充実した施設をもつスパヴィラでのトリートメントは、いまだに人気高し。

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2時間の「ナチュラル レッド ハイビスカス リーチュアル」では、フットバスに続いて、ハイビスカスのエッセンスを含むスクラブとハイビスカスオイルを調合したもので、身体全体を優しくマッサージ。古い角質や汚れをも取り除きます。次に、ひんやりとしたハイビスカスの葉とヨーグルトで肌に潤いを与えるパック。ハイビスカスの葉から作る新鮮なジュレは、とろーりつるつるとしていて、肌がすべすべに。

最後は、赤いハイビスカスを浮かべた、暖かいジェットバスに使って心身ともにリラックスできます。お茶は、もちろんビタミンたっぷりのハイビスカス茶をどうぞ。

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最初から最後まで、自然の風や光が感じられて、開放感たっぷり! ハイビスカスに浄化される、バリ島ならではの癒やしの時間です。

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The Royal Pita Maha
www.royalpitamaha.jp

Royal Kirana Spa&Wellness
www.royalkirana.jp

Michiyo Tsubota

旅エディター・ライター

編集・広告プロダクション勤務を経て、フリーランス。女性誌や旅行誌を中心に、旅の記事の企画、取材や執筆を手がける。海外渡航歴は70カ国余り。得意分野は自然豊かなリゾート、伝統文化の色濃く残る街、スパ、温泉など。

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