近年、世界的に注目されているヴァカンスのスタイルが、クルーズ。アジア圏でブームになっているのは、2〜3泊ほどの短い旅程で楽しめるショートクルーズです。2016年にアジア最大の新造客船として登場し、アジア初のプレミアムクルーズラインとして注目されているのが、ゲンティンクルーズラインの大型客船「ドリームクルーズ」。
シンガポール発着3泊4日のクルーズで、その魅力を探りました。
©DreamCruises
「ドリームクルーズ」のコンセプトは、“Asian at Heart, International in Sprits”。大型クルーズ船には欧米の会社が多いのですが、ゲンティンクルーズラインは、アジアにおけるクルーズの先駆者として、アジア各国からのゲストの好みやスタイルに応える船会社。「ドリームクルーズ」には、ハードとソフトの随所に、東洋と西洋の融合が見られます。
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母港は、日本からフライトアクセスもよいシンガポール。乗客定員3,352名、総トン数約15万トン、全長335mの大型客船で、ラグジュアリーさとカジュアルさの両方が楽しめるのが魅力です。
印象的な船体のアートワークは、上海出身、イギリスでキャリアを積み、アレキサンダー・マックイーンのクリエイターとしても知られるジャッキー・ツァイ氏によるもの。テーマは、宇宙飛行士と人魚の恋物語 で、なかなかにポップ!
東洋と西洋の融合、が最も現れているのが、船上での食。船内には、何と35カ所ものレストランやバーがあります!
料金に含まれている無料レストランでは、メインダイニングの「ドリームダイニングルーム」で、中国料理、アジア料理、インターナショナル料理を提供。ビュッフェ「リド」ではアジア各国の料理も充実していて、インド料理も美味。日によってはインドのジャイナ教徒向けのフードなどもあって、アジア料理好きには興味深々。
有料のスペシャリティレストランには、オーストラリアのスターシェフ マーク・ベストが監修する「シーフードグリル&プライムステーキハウスbyマーク・ベスト」、日本食&鉄板焼き「ウミウマ」、高級中国料理「シルクロードチャイニースレストラン」などがあり、一回のクルーズでは回りきれないほど。
アジア生まれの船ならではのレストランが「ブルーラグーン」。メニューは、インドネシアの田舎風ナシゴレン、インドのバターチキンカレー、シンガポールのハイナンチキンライスやラクサ、タイのクィティオ、マレーシアのバクテーなどなど。東南アジア各国のローカルグルメが、ここ1カ所で満喫できてしまいます。味は、どれも本格派。
さらに、シャンパンバー「バブルス」、ジョニーウォーカーの各種ティスティングができる「ジョニーウォーカーハウス」などのバーや、オーストラリアワインのペンフォールズをティスティングできるブースなども。
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食を満喫することを目的に、「ドリームクルーズ」に乗船してもいいくらい。
ですが、もちろんスパやエンターテインメント、さらには寄港地ツアーと、船旅でのお楽しみは続きます。
ドリームクルーズ日本語ウェブサイト
www.dreamcruises.jp
公式フェイスブック
www.facebook.com/DreamCruisesJapan/
公式インスタグラム
www.instagram.com/dreamcruiseline_jp/
Michiyo Tsubota
旅エディター・ライター
編集・広告プロダクション勤務を経て、フリーランス。女性誌や旅行誌を中心に、旅の記事の企画、取材や執筆を手がける。海外渡航歴は70カ国余り。得意分野は自然豊かなリゾート、伝統文化の色濃く残る街、スパ、温泉など。