ベトナム のどかなベトナムがいまも残る町の、ふたつのリゾート。

ハノイもホーチミンも、近年のベトナムはとにかくすごい発展ぶり。ちょっとのんびりした、昔ながらのベトナムの風情を味わいたい、という人が最近注目しているのが、ベトナム中南部です。

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クイニョンは、数々の美しいビーチとのどかな田園風景、そして歴史的な遺跡も残るベトナム中南部の街。ホーチミン市から飛行機で約1時間20分、ニャチャンとホイアンの間に位置するクイニョンは、開発が大きく進んだそれらのリゾートに比べると、まだ知る人ぞ知るローカルなリゾート地です。

クイニョンは、いにしえのチャンパ王国の遺跡が残る地。チャンパは、紀元2世紀頃にベトナム中部に興り、17世紀頃まで続いた王国。海のシルクロードの中継点として、海上交易で栄え、レンガを用いた優れた建築技術を持っていました。

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クイニョンのビンディン遺跡群には、市内や郊外に8つの遺跡が点在しています。なかでも有名なのは、11世紀に建てられた、銀塔と呼ばれる「タップ・バン・イット」。市内を見晴らす丘の上に立つ、ヒンドゥー教の影響を受けた遺跡は、その素朴な美にはるかな時の流れが込められているようです。地元の人々もふらりと訪れる名所になっています。

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街の名物料理は、バインセオ。バインセオというと、ホーチミンのパリッとした大きなお好み焼き風料理を思い浮かべますが、クイニョンのバインセオは、手のひらサイズほど。近くには漁村が多いので、エビやイカなどをのせ、野菜やハーブと合わせて、くるりと巻いていただきます。しっとりとした食感でおいしい!

地元の人に言わせると、バインセオの発祥地はクイニョンあたりなのだとか。

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さらに、クイニョンはビーチの美しさもひときわ。街中にあるのは、黄金色に輝く広いビーチ。プロムナードが整備されていて、ベトナム人も多く訪れる、まるでアジアのニース(⁉︎)のような風情です。

街から少し離れた場所には、いくつものビーチが点在するのも魅力。市街中心部から車で10分ほどの素朴な漁村バイセップは、竹製の丸い小舟で沖合に出る伝統の漁やロブスター養殖で知られる村。

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村からビーチ沿いに歩くとカジュアルな「アバニ クイニョン リゾート&スパ」があり、その奥の静かなバイダイビーチ沿いには「アナンタラ クイニョン ヴィラス」が立っています。気軽にビーチライフを楽しみたいならアバニで。

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ゆったりとヴィラステイを楽しみたいなら、2019年1月にグランドオープンしたアナンタラで。「アナンタラ クイニョン ヴィラス」には、26棟のヴィラが点在し、プールやカゼボなどは、ナチュラル感を大切にしたスタイリッシュさ。ふたつのリゾートは姉妹関係にあるので、両方のプロパティを使いこなしてステイを満喫できます。

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ほどよくローカル、ほどよくインターナショナルな、新しいリゾートステイをクイニョンでいかが?

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アバニ クイニョン リゾート&スパ
www.avanihotels.com/ja/quy-nhon

アナンタラ クイニョン ヴィラス
www.anantara.com/ja/quy-nhon

Michiyo Tsubota

旅エディター・ライター

編集・広告プロダクション勤務を経て、フリーランス。女性誌や旅行誌を中心に、旅の記事の企画、取材や執筆を手がける。海外渡航歴は70カ国余り。得意分野は自然豊かなリゾート、伝統文化の色濃く残る街、スパ、温泉など。

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