ホテルインディゴ軽井沢 ~軽井沢/長野県~ 花と新緑の美しい軽井沢に、アートを纏う個性派ホテル誕生!
ホテルへBon Voyage 2023.04.20
「心に灯るゆらめく炎と別荘時間」。老舗別荘地に立つホテルならではのコンセプトを掲げた「ホテルインディゴ軽井沢」。スタイリッシュな建築デザイン、世界にふたつとない個性派ライフスタイル・ブティックホテルとして軽井沢に新風を届けています。
舞台となっている軽井沢が、日本有数の避暑地としてスタートしたのは1886年。都心からも近い風光明媚な観光地として、いまもなお高い人気を誇っています。もともと軽井沢には大自然が織り成す“気”の良さがあり、高原特有の涼しく清浄な空気に包まれ緑濃い森が広がっていました。
そんな軽井沢の魅力を知ることで、このホテルインディゴ軽井沢が生まれた理由も、“ネイバーフッド”を謳う理由も見えてくるはずです。軽井沢はかつてこの地を訪れ深く魅了されたカナダ人宣教師、アレキサンダー・クロフト・ショーの存在があります。1888年(明治19年)に、友人らと軽井沢を訪れた際、故郷のカナダを彷彿とさせる気候や風景を大いに気に入り、2年後の明治21年、軽井沢初となる別荘を旧軽井沢の大塚山に建て、これがきっかけとなり、軽井沢の避暑地としての華やかなストーリーが始まりました。やがて皇族や文化人、アーティスト、作家たちが集い、多くの人が憧れる避暑地として、サロン文化とともに不動の地位を築いたのです。
やがて軽井沢にはホテルや旅館が建ち始め、観光地としても発展を続けてきました。その一画に、軽井沢の歴史や文化、ネイバーフッドの軽井沢ストーリーを詰め、ホテルインディゴ軽井沢が誕生したのです。
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世界最大級のホテルグループIHG ホテルズ&リゾーツが創り出すストーリーテリングなホテルブランドとして、世界中に143軒の同ホテルが開業しています。日本ではここ軽井沢を含めると3軒、それぞれの土地の伝統や個性をちりばめ、魅惑のブティックホテルとしてブランドを発信しています。
私自身、多くのホテルインディゴに泊まりました。初めて泊まったシンガポールの「ホテルインディゴ シンガポール カトン」では、多民族国家シンガポールの特異な伝統を継承する“プラナカン”の文化を、現代風にポップで繊細に表現し特別な存在感を示しています。パリではオペラ座に近いことから、オペラ座の華やかな歴史や舞台で活躍したオペラ歌手、プリマバレリーナなどの足跡も含め、オペラ座を肌で感じるホテル造りが感動的です。ここ軽井沢では、高原の美しい森や格式のある別荘地の広がる環境にあり、大浴場、スパ、地産地消の食材を満喫するレストランも楽しめます。一方で、ウェルビーイングなワーケーションプランを打ち出すなど、都心からも近いことから仕事にも集中できる環境が整えられています。
同じ休暇でも、心身ともに癒されたいと願うなら、東洋医学と伝統的なメソッドを導入したタイ発祥の名門スパ「ザ・スパ by HARNN」がお薦めです。私自身は、間伐材が再利用され、木のぬくもりが感じられるトリートメントルームで安心感に包まれ、大いに癒されました。窓の外に見える緑の情景との一体感も軽井沢らしい趣です。
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ホテル内レストラン「KAGARIBI」では、本格的なピザ窯で焼く自家製ピザをはじめ、肉料理、魚料理を薪でグリルするイタリア料理を中心に、ホテルインディゴブランドらしいカジュアルさとバリエーションに富んだメニューが提供されています。帰路に就く際、前日から予約をしておいた自家製パンをたくさん買いこみました。いまホテルを想い起こしてみると、滞在全体を通して“ネイバーフッド”を掲げる意味が見えてきました。軽井沢が放つ魅力、継承される歴史や文化、そしていまを感じながら過ごせる魅力的あふれるホテルでした。
ホテルインディゴ軽井沢
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉字屋敷添18-39
TEL:0267-42-1100
www.ihg.com/hotelindigo/hotels/jp/