台北に新たな高級ホテル憧れのマンダリン・ブランド初登場です。Mandarin Oriental Taipei~台北/台湾~
ホテルへBon Voyage 2015.01.31
台湾ブームが起きている日本ですが、2015年、初となる海外取材は台北でした。1月18日、この日も台北へ向かう飛行機内もほぼ満席でしたよ! でも驚くのは未だ早かったです。台北に着くと、日本の台湾ブーム以上の熱い日本ブームが起きていました。スーパーへ行けば食料品から嗜好品、調味料から菓子類まで日本製品が無いものは殆ど無いくらい、町を歩けば、日本料理、ラーメン、カレー、寿司屋、回転寿司、定食の大戸屋を始め殆どの定食店もあり、日本語が氾濫していて......本当に驚きでした!
もともと親日で知られた台湾ですからとても居心地が良く、食事も美味しいし、ホテルのスタッフも優しい対応です。それにホテルのスタッフの多くは日本語を話し、殆どのスタッフが日本に何度も行っていると嬉しそうに自慢するのですから悪い気はしません。

ホテルの外観。クラシカルな建物だが新築のビルで内観はスタイリッシュ。
さて、話は本題に戻りますが、羽田を発った飛行機は台北の街からほど近い松山空港に降り立ちました。目指すホテル「マンダリン オリエンタル 台北」は、その飛行場からも車で5〜6分ほどの距離にあります。あの有名な101タワー地区までも車で15分ほど、ローカルなショッピングエリアも同様で、どこに行くにも便利な位置にあります。

エントランス・ロビーは白の美しい大理石で統一。
ホテルのオープンは2014年5月18日、まだ8ヶ月目の新しいホテルです。
大いに楽しみにしていたホテルでしたから、滞在も期待に溢れていたのです。外観はヨーロッパ風のクラシカルな建物なので「台北の重要文化財?」を利用したのかと思ったら、なんと建物の外観も全て新たに造られた新築のビルでした。中に入ると、レセプションは真っ白な大理石、その天井にはチェコスロバキアで造られたという目映いシャンデリアが輝き、白い館内でより一層の輝きを放っていました。

ロビー階にあるラウンジ「The Jade Lounge」、アフタヌーンティーが人気。

建物に囲まれたコートヤードには自慢の「The Mandarin Cake Shop」があり、ショコラティエ、フランク・ハーンノートの手によるオリジナリティ溢れるチョコレートやスィーツが。

珍しいアルゼンチン発の高級フレグランスブランド「フエギア1833」。
客室数は全部で303室、スタンダードで55㎡、2部屋揃うプレジデンシャル・スィートは400㎡もある豪華な部屋です。それに「マンダリン オリエンタル」と言えば、やっぱり決め手はスパです。世界中で好評のマンダリンのスパ「ザ スパ アット マンダリン オリエンタル 台北」は、カップルスィートが4室、VIPスィートが2部屋を含む全12室が揃っています。マンダリン オリエンタル・シグナチャー・スパ・トリートメント(2時間)の他、世界中で人気のオリエンタル・ハーモニー(2時間)も健在、台北独自の伝統トリートメントも揃っていました。

クラブデラックスルーム・キング、55。これがスタンダードタイプの豪華な部屋。

プレジデンシャルスイート、400。ホテル内最高の広さと豪華さ。

クラブ・マンダリンルームのバスルーム。いずれの部屋も大理石だが、大きさやデザインが違う。

スパ内に作られたバイタリティプール。
ホテルではどうしても外せない食事についても、さすが台北!! 驚かされました。トニー・チーのデザインによる3箇所のレストランは、コンテンポラリー・フレンチ「Café Un Deux Trois」、広東料理「Ya Ge」、ミシュランの星を有するマリオ・チッタディーニ率いるイタリアン「Ben cotto」が揃い、どれもオリジナリティ溢れる美食処でした。街に繰り出して食べた庶民的な台湾料理も美味しかったし、最終日、出発前のイタリアンでの豪華ランチも最高でした。台北は食に妥協のない街、食べることに熱心な人々のグルメな街でした。(K.S)
「The Mandarin Orienatal Cake Shop」でのアフタヌーンティーが大人気。

オープンキッチンのスタイリッシュなイタリアン「Bencotto」は、ミシュランの星を持つマリオ・チッタディーニ監修。

20mの温水プールはスパ・ウェルネスエリアの屋外に設置。
Mandarin Oriental Taipei
158, Dunhua Road, Taipei 10548, Taiwan
TEL:+886-2-2715-6888
www.mandarinoriental.co.jp/taipei/
部屋数:客室:256室、スィートルーム:47室
料金:TWD.16.500~、スィートルームTDW.33.000~
施設:レストラン(広東、イタリアン、フレンチ)、ジェイドラウンジ、MOバー、ケーキショップ、屋外プール、スパ、ジム、バンケットルーム、チャペル、他
アクセス:台北松山空港から車で5分、桃園国際空港から車で40分
連絡先:直接現地か旅行代理店。

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com