ホテルはどこまで贅沢になるのでしょう!
「バンヤンツリー」の更なる挑戦
バンヤンツリー・マカオ
~コタイ地区/マカオ~
ホテルへBon Voyage 2012.08.31
マカオを訪れるのは2年ぶりのことでしたが、今も尚、大きく変貌を遂げつつありました。香港の国際空港から直接フェリーに乗り換えてマカオを目指しました。飛行場から外に出ないでフェリーにアプローチできるのも、とても便利ですが、落とし穴があったのを今回初めて知りました。
私は、東京を出るときに荷物を飛行機に預けたために、香港の飛行場にあるフェリーのチケット売り場では、フェリーとの乗り換え時間が1時間以上ないとチケットを売らない規則になっていることから、私が空港内のそのフェリーチケット売り場に到着した時間は、次のフェリー出発の時間まで58分・・・。わずか2分が足りなかったために、その待合所で、次の出発まで2時間半も待つことになりました。
とにかくこうしてフェリーには無事に乗れたのですが、フィリピン沖に台風があったことで海のうねりにやられ、1時間のフェリー内で船酔いしながらやっとマカオに到着。ホテルに向かうためにグッタリしながら外に出たら、今度はひどく長いタクシー待ちの行列があり、並ぶこと45分。クタクタになってホテルに到着したのですが、なんと驚きました。到着するや否や、私の疲れはどこかへ飛んで消えてしまいました!!
「グランド・コタイ・スィート」のベッドルーム
(左)大きなバスルームの木桶のバスタブ(右)「グランド・コタイ・スィート」の室内リラクゼーションプール
ホテルはどこまで贅沢になるの・・・?これが私の第一印象です。「バンヤンツリー・マカオ」の豪華さに驚かされました。すべてがスィートルームからなる客室は、最も小さい部屋「グランド・コタイ・スィート」でも100㎡はあるという広さです。さらにすべての部屋にプール(ホテルではリラクゼーションプールと呼ぶ)があり、その大きさも、小さいもので4.7m×1.7mあり、充分に広いプールです。客室内のアメニティはすべて揃い、日本の丸い木桶を思い出すバスタブ、レインシャワーもハンドシャワーもそれぞれ2個づつ設置されたシャワー室、充分に広いリビングエリアなど、贅沢三昧の客室でした。
(左)「プレジデンシャル・スィート」のリビングルーム(右)「プレジデンシャル・スィート」のプライベート・リラクゼーションプール
「ギャラクシー・マカオ」の3軒のホテルゲストが利用可能なビーチと波の出る大型プール
もちろん、バンヤンツリーはスパでも名が知られており、このホテル内にも大型スパが造られています。シグナチャートリートメントを始め、マカオ・オリジナルの施術も提供され、ゆったりとしたスペースには21室ものトリートメントルームが揃っています。
スパのトリートメントルーム
(左)スパのエントランスにあるギャラリーブティック(右上)スパ内に創られたフリースペース(右下)バンヤンツリースパ・オリジナルのアロマオイルの瓶
またホテルは「ギャラクシー・マカオTM」という総合娯楽施設内にあるために、バンヤンツリー以外にも2軒の大型ホテル(ホテルオークラマカオ、ギャラクシー・マカオ)があり、他にも巨大なカジノ、アミューズメント施設、50ものアウトレットを展開。さらにそのビルに囲まれるように、ギャラクシーの3軒のホテルに滞在するゲスト専用に、白砂のビーチと波の出る大型プールが造られていました。デッキが並ぶビーチにいると、まるでどこかの海岸にいるような印象です。凄い施設ができましたね!(K.S)
バンヤンツリー・マカオ
Galaxy Macau Resort
Avenida Margina Flor de Lotus
Cotai, Macau China
Tel +853-8883-8833 Fax +853-8883-6088
(予約)macau@banyantree.com
客室数:246室+ヴィラ10棟
料金:(税サ別)客室/MOP.2.699~、ヴィラ/MOP.15.699~、
施設:レストラン、スパ、ブティック、メイン室内プール、
ジム、ボールルーム、会議室、他、(共有施設)カジノ、
ショッピングモール、レストラン、波の出る屋外プール&ビーチ、
日本の連絡先:トールフリー/0120 778 187

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com