「お江戸日本橋」にこだわるシティホテルには
粋な東京を満喫するプランが目白押しです!
「ロイヤルパークホテル」日本橋/東京
ホテルへBon Voyage 2012.03.30
東京日本橋蛎殻町。「ロイヤルパークホテル」は、シティエアターミナルのある箱崎町、人形焼きや水天宮で知られた人形町、その昔は漁村だったという小綱町に挟まれた日本橋の下町情緒溢れる場所に建つ、東京を代表するホテルのひとつです。ご存じでしたか?近年は流石に少なくなってきた東京の江戸情緒がこの地域には随所に残り、街をじっくり散策すれば粋な商店街や有名な老舗店、神社仏閣、学者や作家の住居跡などが残り、貴重な江戸の名残を発見できる興味深い土地柄でもあります。
(左)ホテルの全景。(右)開放感のあるロビー、天井のライティングに注目!
「ロイヤルパークホテル」は、歴史薫る下町と近代的なウォーターフロントの交差する地区に聳える高級ホテルとして、1989年に創業しました。ビジネスマンを筆頭に地元の人々にまで愛されるホテルは、気取りのない温かなもてなしと、メイド・イン・ジャパンのホテルとして存在感を確かなものにしています。周辺のすべての見所をここでご紹介できないのは残念ですが、魅力的な立地を利用して、ホテルは数々の「宿泊プラン」を提供しています。近年は、常連客はもちろん、日本橋地域と一体になって楽しめる若者向けプランも用意されています。その幾つかをご紹介しましょう。
ニューアルされたタワースイートのリビング。
(左)新デラックスツイン。(右)フィットネスクラブ内の屋内プールは20m×8m。
(左)季節感のあるヘルシーなフレンチを提供する「パラッツォ」。(右)ロビー階「コーヒーショップ」の豪華なブッフェ朝食。
2012年1月~12月という通年プランのひとつ、「日本橋架橋100周年記念宿泊プラン」では、日本橋の老舗各店でのディナー、日本橋巡り、宿泊がセットになり界隈を大いに楽しもうというもの。また、館内の日本料理「源氏香」では、創業100年を超える老舗の名店が8店舗揃って推薦する逸品を、料理長が季節の会席料理に仕上げるという贅沢な「老舗ごのみの昼会席」まであります。
(左)老舗の逸品を会席に盛り込んだ「お江戸日本橋・老舗好みの昼会席」は、日本料理「源氏香」にて。(右)東京下町ならではの出で立ちは「日本橋巡りの会」でのガイド役。
中でもとてもユニークなプランがありました。「ロイヤルパークホテル」が舞台となったミステリー小説、東野圭吾著書「マスカレード・ホテル」(集英社刊)の謎解きイベントと題するもので、協力は集英社、そして、OZmallとタカラッシュとの共同企画という大がかりな企画です。残念ながらこの企画は定番ではなく、日程限定の特別企画でした。前回は2011年12月18日と2012年1月22日の2日間。ホテルによれば、この企画は大成功、大好評だったとのことで、次回が期待されます。内容は、「当ホテルをモデルにした小説「マスカレード・ホテル」の世界を再現し、参加者が潜入捜査官の主人公となって犯人を捜し出していく体験型の謎解きイベント」だそう、ワクワクものですよね。参加者にはスペシャルグッズのプレゼントもあり、時間内に謎解きに成功した最優秀者には、東野圭吾のサイン入り本、ホテル宿泊兼プレゼントが・・・。しかし何よりもホテル随所に隠された秘密を解き明かすミステリー体験なんて、想像しただけで楽しそうじゃありませんか?
捜査資料パッケージとして、参加者に配布された中身は「仮面ホテルの世界へようこそ!」と書かれた東野圭吾の自筆カード、写真入りの容疑者リスト、「捜査本部を起点としたホテル館内です」と描かれた捜査範囲を示す印刷物、暗号を搾り込む捜査報告書、犯人が特定できたら○印を付ける逮捕状まで印刷されており、本格的な大人の遊びとして最高にスリリングでしょう!(K.S)
ロイヤルパークホテル
(ROYAL PARK HOTEL)
東京都中央区日本橋蛎殻町2-1-1
Tel:03-3667-1111 Fax: 03-3667-8670
www.rph.co.jp
部屋数:406室(内スイートルーム9室)
料金:プラン多数の為、要問い合わせ
施設:レストラン6軒、バー・ラウンジ3軒、デリカテッセン、
フィットネスクラブ、室内プール、日本庭園、茶室、
エステティックサロン、ロゴショップ、ボールルーム、他
アクセス:東京メトロ半蔵門線「水天宮駅」直結、
東京シティエアターミナル隣接/リムジンバス
羽田空港25分、成田空港55分

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com