イスタンブールのホットな地区に現れたホットな'W'

　「W」というホテルをご存知ですか？革新的なスタイリッシュ個性派ホテルのひとつとして、アメリカに誕生しました。「W」は'スターウッドホテル'グループの異端児的な存在として、多くの個性派セレブやアーティスト系に人気を誇っているのです。

Wから見る街の様子。とても幻想的。

　「Wイスタンブール」が誕生したのは、2008年5月6日。街の新しいトレンディ地区、マカレトラーロウにオープンしました。イスタンブールは'東洋と西洋の狭間'と言われ、アジアとヨーロッパの文化伝統が融合する街。発展を続けるイスタンブールでは、ユーラシア大陸アジアの一国でありながら、むしろヨーロッパの香りがしています。
　　
　まさに歴史の街イスタンブールで、「W」は独自のクールさを誇り、ちょっと怪しげな大人の魅力も漂わせています。照明を暗くしたエントランスなどは、まるでディスコかクラブに入ったような雰囲気。紫や黄色、ブルーなど妖艶な照明に迎えられるのが、一瞬、かなりの驚き...でした。でもスマートでハンサムなスタッフの、温かい笑顔に癒され、いまどきの「W」が満喫できました。

まるでクラブに入ったかのようなレセプション。

　ホテル内には'禅'の心を表現したという「Wラウンジ」、スターシェフ、ジャン・ジョルジュ・ヴォンゲリヒテンが腕を振るう「スパイス・マーケット」、「Wカフェ」など食事のできるスペースが４箇所あり、特に「スパイス・マーケット」の人気はイスタンブールのグルメを虜にしているとか。

話題のレストラン「スパイス・マーケット」。

　客室も豪華で、個性的。カテゴリーを示す呼び名まで、ワンダフルルーム、スペクタキュラールーム、マーベラススィートなど、こだわりが見えてきます。特に、'ファビュラスルーム'は大きな天窓があり明るく快適な部屋でした。このタイプには天蓋付きのデイベッドが置かれるプライベートテラスがあり、トルコ様式とモダニズムの融合された素敵な空間になっています。

広いリビングルーム。


客室のプライベートテラス。

　クールな「Wラウンジ」で、アジアとヨーロッパを挟むボスフォラス海峡を望みながら地元の'ラキ酒'に酔いしれるなんて、なんと大人の旅情でしょうか。(KS)