【シャネル39】 シャネル、ダカールとともに複合的なアートイベント開催。

初めて西アフリカ・セネガルの首都、ダガールでメティエダール コレクションのランウェイショーを開催したシャネル。メゾンが誇るメゾンダールの美しく巧みな手仕事に敬意を払ったコレクションは、伝統的なクラフトマンシップと刺激的なクリエイティビティが交錯するモダンな仕上がりとなった。
さらに、この2022-23年 メティエダール コレクションのレプリカショーが2023年6月1日に東京で開催されることが決定！　期待は高まるばかりだ。

ファッションのサヴォアフェールに敬意を表すために発表されるシャネルのメティエダール・コレクション。これまで、東京や上海、エジンバラなど個性豊かな都市で披露してきたメティエダール コレクションを今年12月、西アフリカの国、セネガルの首都、ダガールで発表した。

今回のランウェイショーは、ダガールで３日間に渡って開催された文化的イベントのハイライトとして行われたもの。ショーに加え、ワークショップなども開催され、賑やかな催し物となったようだ。
「既存のランウェイショーという枠にとらわれない、複合的なイベントを思い描いていたのです。私たちは、これまで３年間、思考を巡らせてきました。心から敬意を払い対話を続けることで、着実に成し遂げたかったのです。今回、ランウェイショーのみならず、それに付随する芸術的プログラムの大部分が開催されたダガールの旧司法宮は、これまでのコレクションを発表した中で、最も美しい会場のひとつです。この選択は必然的であるとともに、会場そのものがインスピレーション源となっています」とシャネルのアーティスティックディレクター、ヴィルジニー・ヴィアールは語る。

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パリにあるシャネルのプレタポルテのアトリエとle19Mのメゾンダールによって製作された2022-23年 メティエダール コレクションは、1970年代のスピリットを称えるシルエットが特徴的だ。それを鮮烈なカラーパレットやビーズやスパンコールが煌めくリュクスな刺繍、そしてメゾンのコードであるツイードや花々のモチーフがデコラティブに彩っている。フィット感のあるロングコートやタイトでフレアに広がったパンツ、マルチカラーのツイード、プラットフォームシューズ、そしてオーバーサイズでカラフルな花の刺繍が入ったスウェットシャツなど、70年代のスピリットが随所に光る。メゾンダールの職人たちとのクリエイティブな対話を通して、ヴィルジニーが再解釈したカメリア、連なるコスチュームパール、ビジューボタンなどにも注目したい。

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ランウェイショーの枠を超えて、制作されたドキュメント。

ファッション、映画、ダンス、文学、現代アート、音楽など、シャネルが特に大切にする分野において、国際的にも影響力を持つ芸術都市、ダカール。今回、シャネルはそのセネガルのダカールとフランスのモンフェルメイユに映像の学校「クルトラジュメ」を設立した映画監督、ラジ・リとのコラボレーションも実現。彼が教える学校で学ぶ学生たちに、コレクションを題材にした映像の製作を依頼した。
ティーザームービーやショーに関するドキュメンタリーなどが公開され、力強いエネルギーが詰まった映像に圧倒される。活気にあふれたクリエイティビティを牽引し、アフリカに還元する。シャネルが目指す新たなアプローチが明確になったシーズンとも言えそうだ。

そして、この2022-23年 メティエダール コレクションのレプリカショーが2023年6月1日に東京で開催されるという、うれしいニュースが届いた。躍動感あふれるコレクションを通して、メゾンダールの職人たちの卓越した技術を感じられるクリエイションを堪能したい。

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