シャネルの2023-24年秋冬 プレタポルテ コレクションが発表された。カメリアをテーマに繰り広げられた最新コレクションのティーザー動画に登場したのは、メゾンのアンバサダーである小松菜奈。パリで開かれたショーにも駆けつけ、注目の的に。
今季のミューズに、小松菜奈が登場。
3月7日(現地時間)にパリでシャネルの2023年-24年秋冬 プレタポルテ コレクションが発表された。ランウェイショー開催に先だって公開したカメリアにスポットライトを当てたティザー動画で主役を務めたのは、シャネルのアンバサダーを務める小松菜奈。イネス&ヴィノードが作り出すミステリアスなモノクロームの世界で圧倒的な存在感を放つ彼女は、もちろんランウェイショーにも駆けつけ、夫の菅田将暉とのツーショットを披露。二人で並んでフロントローに座り、詰めかけた報道陣たちに笑顔を見せた。
会場に入ると、イネス&ヴィノードが撮影した小松菜奈のムービーが壁一面に。
「イネス&ヴィノードが今回のヒロインの女優の小松菜奈とともにフィルムに収めたメリーゴーランドの躍動から、バミューダショーツのスーツやアシンメトリーなデザインのアイデアが生まれました」と語っているヴィルジニー・ヴィアール。そんな彼女が今シーズンのインスピレーション源に挙げたのがカメリア、シャネルを象徴するエレガントな花だ。「カメリアは単にひとつのテーマに留まることない、メゾンにとっての永遠のコードなのです。安心と親しみを与える、その柔らかさと力強さが好きです」。
ショー会場のモデルたちが歩くランウェイの中央にも大きなカメリアのモチーフを配し、そこにイネス&ヴィノードが撮影した小松菜奈のムービーが投影される。そして、その周りをシャネルの最新コレクションに身を包んだモデルたちが歩く仕掛けに。
ランウェイに置かれたカメリアのオブジェ。
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カメリアが咲き誇るランウェイへ。
モノトーンカラーのフラワーモチーフのコートで幕開けた今季、秋冬らしいシックなトーンにピンクやパープル、そしてレッドの差し色が加えられていく。柄だけでなく、ジュエリーにヘアアクセ、ニットやシューズ、ベルトを彩るモチーフなど、さまざまな部分にカメリアが飾られている。繊細でありながらも、動きのあるアクティブな新作には、ヴィルジニーが描くマスキュリンでありながらもチャーミングでロマンティックな女性像がしっかりと投影されているようだ。
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そして、アシンメトリーのコート、スリットの入ったドレス、バミューダショーツと斜めのラインを描くフロントが印象的なスーツ、フリル、大きく開いた背中、ビーズやスパンコール、ニットウエアを彩る幻想的な糸など、すべてのエレメントが女性たちの魅力を際立たせている。「褪せた色調、くすんだピンク、細工されたビーズ。1960年代や70年代のタッチ、英国の雰囲気、着心地が良く、体を包み込むようなコート、上質な素材がコレクションをよりリアルに、そしてより魅力的に仕上げているのです」。
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小松菜奈×イネス&ヴィノード、
写真と映像でスペシャルなクリエイションを堪能して。
「緊張感を持って撮影しながら、このチームとセッションできたことが本当に楽しかったです。シャネルの可愛さだけでなく、マスキュリンなところが自分には合っていると思いました」と小松菜奈。今回のイネス&ヴィノードとの撮影について、そしてヴェルジニーのクリエイションについて、さらには自分が追い求める女性像についてストレートに語っているインタビュームービーも必見!
会場を沸かせたセレブリティ。
今季のコレクションも世界各国から、多くのセレブリティたちが駆けつけた。メゾンのアンバサダーである小松菜奈にペネロペ・クルス、ブラックピンクのジェニー、ウィットニー・ピーク、そしてキャロリーヌ・ドゥ・メグレらがパリに集結し、豪華な顔ぶれに。さらに今回、日本からは俳優で小松菜奈の夫である菅田将暉、さらに韓国から俳優のパク・ソジュンといった男性陣も加わり、フロントローを華やかに盛り上げた。
小松菜奈
菅田将暉
左から、ジェニーとペネロペ・クルス
キャロリーヌ・ドゥ・メグレ
パク・ソジュン
ウィットニー・ピーク
シャネル カスタマーケア
0120-525-519(フリーダイヤル)
text: Tomoko Kawakami, photography: Chanel