2025年4月30日にイタリア・コモ湖の湖畔に佇むホテル、ヴィラ デステで、クリエイションスタジオによるシャネルの2025-26年のクルーズコレクションが発表された。気負いないエレガンスがシャネルらしい、ノンシャランでグラマラス、それでいて素晴らしく調和の取れたムードを表現したコレクションだ。
ヴィラ デステで過ごす休日に思いを馳せて。
ショーの会場となったのは、イタリア・コモ湖の湖畔に佇む伝説のホテル、ヴィラ・デステ。ルネッサンス様式の壮麗な邸宅とイタリアの庭園を備えた、まるで映画のセットを思わせるホテルだ。そこは、外界から守られた美しい小島のような場所で、その昔からセレブリティやアーティスト、映画スターなども頻繁に訪れている。
1925年に自身初の映画作品『快楽の園』の一部をヴィラ デステで撮影したのは、あのアルフレッド・ヒッチコック。それ以降も多くのハリウッドスターがこの贅沢な空間に魅了されてきた。近年では、レディー・ガガやアダム・ドライバー、ジョージ・クルーニーなども休暇先としてこのホテルを選んでいる。そして今季、シャネルのクリエイション スタジオが2025-26年のクルーズコレクションのインスピレーション源に選んだのも、このヴィラ・デステで過ごす休日。
歴史あるホテルを包み込む気ままさやグラマラスな魅力をコレクションに落とし込み、のんびりと羽を伸ばすように、シャネルらしい寛いだエレガンスを表現した。優しい日差しが降り注ぐ、輝きに満ちたホテルのテラスをリラックスムードで歩くモデルたち。その空気感は、ガブリエル・シャネルの素晴らしい友人であり、頻繁にコモ湖を訪れていた映画監督、ルキノ・ヴィスコンティの世界を想起させる。
映画のワンシーンのような華やかな最新作は、エネルギッシュでありながらも静かで落ち着いたムードも兼ね備えたコレクションとなった。その昔から、映画界とも結び付きが強いシャネル。メゾンとシネマの揺るぎない関係は、何十年もの時を超えて続き、このクルーズコレクションを通して、ヴィラ・デステの地でシネマとファッションの新たな物語がまた幕を開けた。
リゾートならではのリラクシング
クルーズコレクションならではのリラックスしたシャネルらしいコードも健在。ストレートカットの白いパンツやストロベリーアイス色のピーコート、さらに青と白のストライプが印象的なジャージー素材のパンツスーツといった抜け感のあるエレガントなルックも目を引く。カラーストライプのニットカーディガンやワンピース、ポロシャツなどのアイテムもリゾートらしい仕上がりに。
夏の夜のイメージ
タフタのショート丈のフラウンス付きイヴニングドレスを彩るのは、湖畔を想起させるピーチ、ピンク、ブルーといったパステルカラー。そして、軽やかなケープがアクセントになっている、タフタのブラックショートビスチェ ドレスは、リラックスした時間や美しい夏の夜を連想させる。ボリュームのある袖とビーズやラインストーンで刺繍を施したブレードをあしらったブラウスがタフタの白いイブニングパンツをより輝かせてくれる。
ヴィラ デステからのインスパイア
昼も夜も、その美しい景色で人々を魅力するヴィラ デステのガーデン。今回のコレクションのレースは、その庭園に咲くマグノリア、ウィステリア、カメリア、シャクナゲ、オレアンダーから着想を得て生まれたもの。また繊細な花のモチーフも小気味いいアクセントに。ビーズの刺繍をあしらったグレード付きのブラックスカートスーツやシフォン素材の花がストライプ柄のように飾られたフレアドレス、さらにはクロップドパンツ、スペンサージャケットが主役の白いスーツにも美しい花たちが彩りを添えた。
リュクスな遊び心
そして爽やかなバカンススタイルに彩りを添えるのは、多種多様なアクセサリーの数々。コスチュームパールのネックレス、大きなプールサイドバッグまたはミノディエール、 ハリウッドの映画スターを彷彿とさせる大きなブラックのサングラス、エナメルのミュール、 そしてアクセントに着けられたシルクフーラードのスカーフ。時代を超越するオリジナルのアリュールと飾らないアティテュードを演出する。
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シャネル カスタマーケア
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photography: Chanel