シャネルから、2025-26年秋冬プレタポルテコレクションのキャンペーンビジュアルがリリースされた。パリの街を舞台に新作を着こなすのは、次世代のスーパーモデル、モナ・トゥガード。大胆なボリュームや素材感のコントラストなど、メゾンのコードを再解釈しながら、プレイフルに仕上げた最新コレクションを堪能したい。
ロックでロマンティック、そしてパワフルなモナが纏う、シャネルの新作。
今秋冬のプレタポルテコレクションコレクションでは、メゾンが大切にしてきたシグネチャーを再解釈。ツイードやコスチューム ジュエリーなどシャネルらしいピースが並ぶ。フォトグラファーのミカエル・ヤンソンが撮影を手がけたキャンペーンヴィジュアルでも再考されたシャネルのコードが描き出されている。パリのテラスのあるカフェ、街の石畳やオスマン様式の建物、そして遠くに見えるエッフェル塔。モノクロで切り取られたパリの風景をバックに新作を纏ったのは今、世界中が注目するモデル、モナ・トゥガードだ。トルコ、ソマリア、エチオピア、デンマークの血を引くモナは、LGBTQ +としてのセクシャリティを公表し、アクティビストとしても活躍している。
そんなモード界のダイバーシティの実現のため尽力しているモナは「シャネルは多くの面でフェミニンさを感じさせてくれます。まるで温かいハグのよう。楽しいけれども同時に真面目さもあります。これまでのショーで着用したいくつかの衣装を振り返ると、どれも多様で、それがシャネルの好きなところです。ボーイッシュにもなれるし、ガーリーにもなれるし、フェミニンにもなれる。シャネルは様々な魅力を引き出してくれます。私はヴィンテージショッピングが大好きで、ヴィンテージのアイテムを見つけて、それを新しいデザインと組み合わせるのが好きです」とコメント。
メゾンのコードに大胆なボリューム感で遊び心を添えて。
モナが体現するのは、トロンプルイユ(だまし絵)のようなプレイフルな仕掛けが詰まったコレクション。ジャケットの袖口に付いたブラック ツイードのデコンストラクションデザインのケープを開くと、なかからミニドレスが顔を覗かせる。さらに思いもよらないサイズ感で再解釈されたパール、ボウ、そしてチェーンのディテールがシャネルらしさを際立たせている。そのエレメントは、アクセサリーでも踏襲されており、ベルベットのボウを飾ったアンクルブーツやダブルCが施されたパール型のヒール。さらにラージサイズのトートバッグに姿を変えたビッグボウや大ぶりのチェーンがコーディネートをグラフィカルに彩る。
「クリエイション スタジオが小さなバッグと大きなバッグ、そして共通のテーマであるパールで遊んでいるところが好きです。今回のキャンペーンで着用した巨大なパールのバッグは一番のお気に入りで、ランウェイで持っていたチェーン付きクラッチも同じくらい好きです」
シャネル カスタマー ケア センター
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photography: Chanel text: Tomoko Kawakami