香港に上陸、シャネルの
『マドモアゼル プリヴェ』展。
Le cercle Chanel 2018.02.14
ロンドンからスタートし、昨年ソウルを巡回して人気を博した、シャネルが主催する『マドモアゼル プリヴェ』展が香港で開催され、大盛況の中、今月10日、幕を閉じた。
パリ・カンボン通り31番地のシャネルのファサードを再現した、『マドモアゼル プリヴェ』展のエントランス。©CHANEL
かつて、あの孫文も通っていたといわれる「中央書院」の跡地、PMQを舞台にメゾンの今昔、そしてクリエイティビティが存分に堪能できる内容で、大いに注目を集めたこのエキシビション。会場を訪れた際、まずお迎えしてくれたのは、パリのカンボン通り31番地のファサードを再現したエントランスだ。
中に入ると、ブランドのアイコンである香水「シャネルN°5」の秘密を紐解く展示や現在のアーティスティックディレクターであるカール・ラガーフェルドが手がけたオートクチュールピース、1932年にメゾンの創立者であるガブリエル・シャネルが発表した初めてのハイジュエリーコレクション「Bijoux de Diamants(ダイヤモンド ジュエリー)」の復刻版などがずらり。
暗闇に浮かび上がるように展示される、オートクチュールコレクション。 ©CHANEL
ハイジュエリーコレクション「Bijoux de Diamants(ダイヤモンド ジュエリー)」の復刻版も展示。 ©CHANEL
さらに今回、この展覧会に合わせ、地元である香港のアーティストたちにもシャネルをヒントにした作品の制作を依頼。ガブリエル・シャネルが愛した花、カメリアを新しい感覚で捉えた参加型の立体的な作品を披露したS.K. LAM。さらに、又一山人という名でも知られているアーティスト兼映画プロデューサーのスタンリー・ウォンは、パールから着想した映像を発表し、地元開催に花を添えた。
S.K. LAMによるカメリアをモチーフにした『Camellia Light』。 ©CHANEL
又一山人(anothermountainman)の名前でも知られるスタンリー・ウォンによる『Dropping Pearls』。 ©CHANEL
>>オープニングに国内外のセレブリティが集結。
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オープニングに国内外のセレブリティが集結。
今回で3回目になった『マドモアゼル プリヴェ』展のオープニングパーティのために、多くのセレブリティが香港に集結した。キャロリーヌ ・ドゥ・メグレやカイア・ガーバーなどおなじみの顔に加え、香港の女優でモデルのアンジェラ・ユエン、韓国のインフルエンサーのアイリーン・キムやモデルのパク・スジュなど、アジアからも豪華な顔ぶれが揃った。
オープニングパーティに続き、ミュージシャンのファレル・ウィリアムスのプライベートコンサートも開催され、熱く盛り上がる香港の夜となった。
オープニング当日にプライベートコンサートを開催したファレル・ウィリアムス。 ©CHANEL
『Camellia Light』を鑑賞するシャネルのアンバサダー、キャロリーヌ・ドゥ・メグレ。 ©CHANEL
モデル・インフルエンサーのアイリーン・キム。 ©CHANEL
女優のアルマ・ホドロフスキー。 ©CHANEL
2017年、ソウルでの開催時にも登場したモデルのパク・スジュ。 ©CHANEL
タイ出身の女優・モデル、チュティモン・チュンチャルーンスクイン。 ©CHANEL
モデルのカイア・ガーバーも香港に駆けつけた。 ©CHANEL
香港の女優・モデル、アンジェラ・ユエン。 ©CHANEL
ハワイ出身、香港で活動するソウル・R&B歌手、カリル・フォン。 ©CHANEL
texte : TOMOKO KAWAKAMI, graphisme du titre : KAORU MASUI ( [tsukuru] )