ターメリック、とってますか?
今日のカラダにいいこと 2018.05.10
再びハワイを訪れたライターEAです。
今回は、ホールフーズのビューティ&ヘルスコーナーの商品棚で、何列にも渡って鎮座する、スーパーパウダーのターメリックについてレポートします。
ターメリックを、内からも外からも摂取するのがアメリカ流⁉︎ 左:チョコレート菓子に進化した、おいしいサプリメントGood Day ChocolateシリーズのTurmeric(3ドル)は、「炎症を鎮め、脳の機能を高める」との触れ込み。右:オーガニック成分の部分用トリートメント。20分の集中ケアで、肌のバランスを健やかに整える。cocokindのTurmeric Spot Treatment 8.99ドル
紀元前から存在するスーパーフードとして、全米で注目を集めているターメリック。別名ウコンと聞けば、日本でも「お酒のお供」として、誰しもが知る存在ですね。アメリカではメラトニンと並んで売れ行きを伸ばしているターメリックですが、サプリメントだけじゃなく、コスメやお菓子として商品化されるほど、その人気は定着しています。クレンズジュースでもターメリックをトッピングしたりしますし、ヘルスコンシャスな人にはすでにおなじみの存在かもしれません。聞けば、ターメリックに含まれるクルクミンというポリフェノールの一種が、肝臓にいいだけじゃなく、抗酸化作用、抗炎症作用など150以上の効能があるとのこと。中医学やアーユルヴェーダでも、古くから医療用として使われてきた歴史がありますが、最新の研究でも、ガン、高血圧、代謝異常、自己免疫不全等に治療効果があるとされ、まさに万能のパウダーと言えそうです。実際にターメリックを日常的に摂取するインドやパキスタンの人は、日本人と比べてもガン患者が少ないのだそう。
ホールフーズのサプリメントコーナーは、ターメリックだけでこの品数。手軽に摂取できるカプセルもいいけれど、使い勝手のいいパウダータイプが人気。
日本で手に入るターメリックは、春ウコンと秋ウコンを中心に、紫ウコン、黒ウコン、白ウコンと各種ありますが、クルクミンを多く含んでいるのは秋ウコンで、その含有量は春ウコンの10倍以上! 使い方は、粉末をカレーなどの料理に混ぜる他に、ホットミルクにひとさじ入れて飲むのが定番ですが、ヨーグルトに混ぜてパックするのも肌が沈静化するのでおすすめです。
さまざまな効能が期待できるターメリックとはいえ、刺激味のあるスパイスに変わりないので、妊娠中や授乳中、さらに子どもは避けた方が無難。また持病のある方は主治医と相談の上、摂取するようにしてくださいね。
texte: ERI ARIMOTO