<LONDON> ひとり旅のきっかけは、ロンドン。
See the World 2021.07.15
旅好きなモデルのエマによる連載「See the World」。今回は、初のひとり旅となったロンドンの旅を振り返ります。
今月からは、いままでの旅の話を振り返りながら、以前は伝えきれなかったことなどを伝えてみようと思います。
まずは、たくさんの思い出があるロンドンの話から。
2018年9月に、
初めてひとりでロンドンへ行きました。
いつもは家族が一緒だったイギリス。
不安でいっぱいだったけど、それ以上にワクワクが止まらなかった。
ヒースロー空港に着き、
珍しく並んでいない入国審査。
ラッキー!すぐ入れるっ♡と思ったのもつかの間。
入国審査で引っかかる私……。
「あなたはロンドンで何をするのか、細かく教えて、答えて」などなどなど……
鬼の形相の審査官に、質問攻めにあうところから始まりました。
ロンドンでは特に過ごし方を決めていなくて。
唯一決まっていたのは、大好きなチェルシーの試合を観ることだけだったのですが、やっとの思いで入国できたのは1時間後。
初のひとり旅、
スタートから精神的に来るものがありましたが、
半泣きになりながらも、どうにか無事入国。
家族で行く時は、
イギリス人の父が率先して入国審査の手続きをしてくれていたけど、ひとり旅となるとそうはいかない。
何もかも自分で立ち向かわなきゃいけない。
……サバイバル。
そこからホテルに着き、
ようやくゆっくりできる〜〜と思ったら、
スーツケースの鍵が開かない!?
いまだその時のことは謎ですが、
鍵の暗証番号が長時間のフライトを経て変わっていて、絶望しました。
近くのリモワに行き、なんとか直してもらい、
やーっとひと息。
ここまでが本当に長かった……。
旅の予定は緩いほうが好きで、旅先では細かい計画まで決めない派。
だけど、行きたいお店、買いたい物はマストで。
Googleマップにピンを打って、リサーチは完璧。
ロンドンでの好きな過ごし方は、
少し朝早めに起きて、まずはホテル近くのカフェをリサーチする。
イングリッシュ・ブレックファスト・ティーを頼み、それを片手に散歩。
ロンドンのカフェは結構朝早くから開いているので、そこも好きなところ♡
初のサッカー観戦は驚くことばかり。
現地サポーターの熱量に圧倒されて、
ちょっと怖かった記憶があります。
でも試合が始まると、私も現地の方に負けないぐらい熱くなっていました(笑)。
よく「ひとり旅での食事はどうしているの?」という質問をいただくのですが、
ロンドンなら、私はパブで食べることが多いです。
大好きなフィシュ&チップスをよくオーダーします。
あとはテイクアウトしてホテルでゆっくり食べたり、
ぶらぶらして見つけたお店に入ったり。
昔だとイギリスの食は美味しくない!といったイメージもあったようですが、
そんなことは少なく、
実際は何を食べても結構おいしい♡
この時、旅に出た理由はなんだか自分をリセットしたくなったから。
2018年は私の中ですごく波がある一年で、
特に上半期はマイナスな事が多く、ずっと頭も心もモヤモヤしている期間でした。
このままじゃ良くないと思っていた時、
ロンドンに行って、
気づいたらそのモヤモヤが一気に解消されて、
日本に帰国した時は全てが新しい気持ちでした。
不思議と。
旅先で経験したことは、
いまの自分にすごく生きてて、
少しのことではへこたれなくなって、
そして何より、視野が広くなった。
自分が安心できるいつもの場所以外に身を置くことで、新たな感性が生まれたりする。
英語は完璧じゃないけど、伝える気持ちがあれば、
絶対にその想いは受け取ってくれるし、
なんとでもなる!(笑)
あのときの感覚が忘れられなくて、
旅に出ることにどんどんハマっていった。
これからも旅はやめられない。
emma.xxx