<PARIS> ファッション欲を満たす街、パリ。
See the World 2024.12.15
モデルemmaが綴る旅連載「See the World」。今回は、イギリス滞在中に訪れたパリ・ファッションウィークで見たもの、感じたことをシェア。
30歳の節目に計画した両親とのイギリス旅の合間、
パリにもひとりで行くことに。
9月のファッションウィーク、
今回はクレージュのショーを観るため。
会場に入るとステージに黒い円形の窪みがあり、
中にはたくさんの銀色のボールが。
ショーのスタートを知らせるかのように、円形の底がゆっくりと動いて傾き、ボールが音を立てながら斜面を滑ります。
まるで波の音のようにも聞こえました。
その耳心地良い音に重なるように、映画『トレインスポッティング』で有名なUnderworldの「Born Slippy」をリミックスした音楽。
コレクションはシルエットが美しく、正面だけではなく横からも斜めからも後ろからも、どこから見ても楽しめる構築的なデザイン。
ルックの美しさ、演出、空間の使い方、
クリーンでシンプル、だけど強さを感じる、
全てにおいて感動するショーでした。
終わったあとはアーティスティック・ディレクターのニコラスにご挨拶。
以前東京でお会いしたぶりだったので、再会に胸が躍りました。
ショー終わりは、真っ先にクレージュの店舗へ。
パリの店舗がいちばん品揃えも多く、
一気に新作を見られる。眼福。
今回のパリは1泊だったので、
少ない時間でより効率よく周れる方法を考えてウロウロと。
ちょうどザ・ロウのパリの店舗がオープンということで、そちらへも。
30歳を迎えてより好きになったブランドで、憧れでもある。
そのあとは、アライアの店舗へ。
以前、撮影でご一緒したスタイリストさんが声をかけてくれ、展示会も見せていただくことに。ニューヨークで発表したコレクションを間近で見て幸せを感じました。
そんな感じでパリではファッション欲を満たし、
たった2日間だったけど、たくさんの刺激を受けました。
ファッションウィークってバタバタで怒涛だけど
だからこそ得られること。そこで実際に体験することでしか感じられない物事があります。
短い時間でも凝縮した濃密な時間になりました。
emma.xxxxx