「韓国に高麗人参掘りに行くのが流行り」なんて噂を耳にした数日後、偶然にも生の高麗人参(それも立派!)をいただいてしまい。市販されている乾燥したものや粉末、ハチミツ漬けはなじみがあるけれど、生なんて初めて。うーん。どうしたものか。
とりあえずすぐ作ってみたのが、丸鶏ではなく、手羽の開きでつくる“テキトウ”参鶏湯。松の実もナツメもないけど、たっぷりの高麗人参とショウガとニンニクをスライスして、お水入れて、コトコト煮るだけ。高麗人参はホクホクになって、身体が温まる!
しかしまだ余る……大事にいただかねばと思うものの、どう扱っていいやら困り果て、ソウルの韓方医、金昭亨先生のスタッフにヘルプのLINE。
(処方された韓方の内容や体調の変化など、日本語でフォローアップしてくれるクリニックなんです)
「それは水参?乾参?紅参? それによってお手入れ方法も食べ方も少々変わります。白くてしっとりしているなら水参ですね」
「水参は長く保管するのが難しいのでなるべく早く召し上がってください。一般的なのはハチミツに浸けて食べること。個人的にはパウダーにしてしまうのがオススメです。少し面倒ですが、長持ちするし、季節関係なく摂取できるので」
「作り方は、まず1.5ミリくらいの薄さにスライスして新聞紙の上に並べ、日当たりと風通しのよい所に何日か置いて完全に乾燥させます。それをミキサーにかけ、細かな粉にします。煮沸したガラス瓶に入れて冷蔵庫で保存してください」
「食べ方は、牛乳(温冷どちらでも)とハチミツにパウダーをスプーン1杯入れてシェイクして飲んだり、ヨーグルトに混ぜてもおいしく食べられます」
なるほど。素直に週末さっそく作業開始。
生はニンジンとゴボウの中間みたいな甘さと苦さ。細い根っこやスライスを油で揚げてチップスにすると香ばしくておいしかった!
ハチミツに浸けるのは生のスライス。一晩漬けただけで一気に食べやすくなりました。パウダーも苦味がマイルドに。
弟が小さい頃、風邪のひきかけに高麗人参の粉末を飲んでいたのを思い出します。さっそく風邪をひいてしまったので、ホットミルクに入れて飲み始めました。
手間はかかるけど、なんだか楽しいぞ。芋掘りならぬ高麗人参掘り、行ってみたくなっちゃった!