編集部NHです。
今回はちょっと趣向を変えて、「目先を変えることも美への近道になるかもしれない」ということについて。
先日友人から「騙されたと思ってNHにやってみてほしいことがあるんだけど!」というメッセージが届き、しばらくすると小さな箱が郵送されてきました。訝しみつつ蓋を開けると、入っていたのは乳白色の石に紐が通されたペンダント。その白い石は勾玉の形状をしています。直径は4cmにも満たない大きさです。
その正体は、なんでも彼女が仕事で取引のある会社が作っているものだとのこと。高純度の天然石が配合されて作られた陶器メーカーで、その陶器からは遠赤外線が放射しているのだそうです。食器中心の商品展開でしたが、その高い効果に着目し、陶器を身につけることで人の身体にもよい影響をもたらすペンダントが生まれたのだとか。
ただ、友人は私にこれを身につけてもらうために送ってくれたのではありませんでした。
「これをフェイスマッサージに使うとめちゃくちゃよいよ!」
そう、彼女からの指令はこのペンダントトップでフェイスマッサージをすること。「かっさプレート」として使いなさい、というものでした。
見た目はペンダントでしかないので、全くそんな意識はなかったのですが、確かにそういう観点からみると、手に持った時に妙にしっくりくる感じがします。巷にあふれるカッサプレートよりもコンパクトで、むしろ女性にはこれぐらいの方がよかったりするのかも、と思ったり。
頭蓋にフィットするように形状が計算されたカッサプレートもいいですが、古代の日本から代々伝わってきた勾玉の形状はシンプルでいて機能的。なんでも、この形状の由来に、母親の胎内にいる胎児の形という説もあるらしく、妙に腑に落ちてしまったのです。
さて、「騙されたと思って」と言うくらいなので、積極的に騙されてみることにしました。
ちょうど、前回紹介したフランシラのフェイシャルオイルを購入する際に、スタッフの方から「お風呂に入った時にこれをつけてマッサージするととってもいいんですよ~」とポイントを伝授してもらったところだったので、さっそく実践してみることに。
バスタイム中にフェイシャルオイルをワンプッシュ。まんべんなく塗ってから、勾玉を手に取り、マッサージしていきます。くぼんだ部位を顎の先端にあて、そこからリンパへ流していきます。
この部位は鼻骨を滑らせたり、頬骨のカーブに沿って流していくルーティンに最適。痛気持ちいい感覚は、これまでのカッサプレートと変わりませんが、角が立つような刺激的な痛みはありません。オイルとの相乗効果からか、マッサージしていて不快な感じにならないことがないことに驚きです。
ほどよく丸みを帯びた先端部分はポイントケアに。アイクリーム後のピアノタッチの容量で、まぶたや目の周辺を押さえていきます。ツボが集まる耳たぶの集中マッサージもこれでやると気持ちいいんですよ。
ひらべったい部分は、おでこから髪の生え際に効果を発揮します。5分ほどしっかりと行なったあとは、試しにボディにも使ってみました。鎖骨のリンパに先端部分はしっかり伝わりますし、ふくらはぎから足首にかけてマッサージにもぴったり。むしろ立ち仕事をされている方は、仕事の合間にこれを使ってもみほぐすだけでも全然違うのでは、と思ったり。
洗い流してお風呂から出ると、なんだかいつも以上にリフレッシュできた気がします。しばらく実践し続けてみようという気にさせてくれる使用感。お風呂での"ながら美容"にまたひとつアイテムが加わりました。
2500年前から中国で行われてきた民間療法の「刮痧療法」が原点となっている「カッサマッサージ」。そして、3000年以上前の縄文時代から存在を確認されている「勾玉」。合わせて5000年以上におよぶ歴史が顔に伝わっていくわけですから、効果がないわけありません!(この考え方は『キン肉マン』におけるモンゴルマンとバッファローマンのコンビ「2000万パワーズ」を参照にしています。"バッファローマンの超人強度1000万パワー、そしてモンゴルマンの1000万種類の技、合わせて2000万パワーだ!")
これを続けていくとどのような結果になるのか......。それはこのブログでレポートしたいと思います! 美のためには自分の体を使って実験しないと!
<森修焼>
http://shinshuyaki.com/