ホワイトアスパラのスープ。

毎春、マルシェに白いアスパラが出てくると、心弾む。

好きな食べ方は、硬めに茹でたものに、上質のオリーヴ油と塩。シンプルながら、これが一番、微かな苦み、うまみが味わえるような気がします。

そして、アスパラのスープを作るのも、毎シーズンの楽しみです。

harada120427.jpgPhoto:Gabliela Medina

これは、いつも出張料理の際に"おしのぎ"として最初に、お出しするもの。

寒いころには温かくして、一口でほっとするものに。暑い時は冷やして、喉の渇きを癒し、食欲が増すように。

この小さなスープを飲んでから、シャンパーニュで、ソワレの始まりです。

ベースは、豆乳に白みそ、日本酒で味付けします。合わせる野菜は、豆乳と相性が良いもの、そして、季節を感じて貰えるものにします。

春は、白、緑のアスパラ。夏は空豆。秋は栗やかぼちゃ。冬は根菜がおいしいから、蕪やパネ。

作り方は、アスパラの先から、6cm位のところを切って、デコレーション用に人数分をスライサーでカットしておく。

残りのアスパラの半分から下の硬い部分の皮をピーラーで剥き、小口切りにしてから、昆布とカツオでとった濃いめのだしをひたひたにして煮る。

柔らかくなったら、ミキサー(ブレンダ―)で、ピュレ状にして濾す(または、濾さずにそのままでも)。

濾したものを鍋に入れて、豆乳を少しずつ加えて、温める(沸騰させない)、白みそを溶きいれて、味付け。火から下す直前に日本酒を少々振り入れる。

器に入れて、アスパラ、あさつき、黒ゴマでデコレーション。


もちろん、家庭では、大きな器にドーンと!
あっという間に過ぎ去ってしまう旬と、豊かな滋味を味わって欲しいと思います。

料理クリエイター
長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。
近著に映画の料理を紹介した本『La cuisine japonaise à l'écran』(Gallimard社)と『Le Grand manuel de la cuisine Japonaise』(Hachette-Marabout社)がフランス全土と海外県、ヨーロッパ各地で発売。
Instagram : @haradasachiyo

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