ノルマンディーの友人宅の庭でたくさん採れたミラベルを味わっています。
ミラベルとは、日本でいうプラムを小さくして甘みを強くしたようなもので、主な産地はフランスの北東地方。アルザスでは、リキュール、ブランディーやジャムなどが特産品です。
私はこれが大好物で、夏の終わりから秋までの間にマルシェや八百屋さん並ぶのが、毎年の楽しみです!

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普段、お菓子はあまり頂かないのですが、なぜか拙いフランス語でレシピを考え始めると、とたんに甘いものが食べたくなって・・・脳がブドウ糖を欲しがってるのが分る・・・単純ですね。

そんな時に作るのは、簡単で美味しいクラフティ。元々は、リムーザン地方の家庭で作られていたそうですが、家で作るのは、牛乳やクリームの替わりに豆乳を入れて軽く軽く、お砂糖は控えめにして果物の甘さを楽しむようにしています。



■ミラベルのクラフィティ
 
☆材料  直径20cmくらいの耐熱器1個分
フルーツ・・・300~400g適量
卵・・・2個
豆乳・・・150cc
砂糖(あれば、甜菜糖や精糖していないもの)・・・30~40gお好みで
小麦粉・・・50g
塩・・・ひとつまみ
バニラ・エッセンス 又は、フルーツのリキュール・・・少々
油(器に塗る、くせのないもの)・・・少々

1.器に油を薄く塗る。オーブンを180度に温めておく。
2.ボウルに卵と砂糖、塩、バニラを入れて混ぜ合わせる。
3.小麦粉をふるいながら入れる。
4.良く混ざったら、豆乳を少しずつ加えて混ぜる。
5.器に4を流し入れ、フルーツを並べる。
6.180℃で40分ほど焼く



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さくらんぼで作るのも、もちろん!温かくても、冷めても美味しい。
季節のどんなフルーツでも・・・プラム、りんご、なし、いちじく、ぶどう、バナナ、オレンジなどなど・・・甘栗や茹でたさつまいもを入れてもおいしそう!

この週末、お気に入りの本、ミルクティーと一緒に"ほ~~っ"と秋を楽しんでください!!

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料理クリエイター
長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。
近著に映画の料理を紹介した本『La cuisine japonaise à l'écran』(Gallimard社)と『Le Grand manuel de la cuisine Japonaise』(Hachette-Marabout社)がフランス全土と海外県、ヨーロッパ各地で発売。
Instagram : @haradasachiyo

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