「ヴァンショーを飲みに来ない?私のヴァンショーは、まだ飲んだことないでしょ?」と言われて、興味津々、久しぶりに陶芸家の友人ulrikeのアトリエに出かけてみました。

この日は、アトリエで小さなExpo。お客様に、大鍋いっぱいに作った熱いヴァンショー(ホット・ワイン)を振舞っている。

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鍋の蓋にコップを載せて・・・


ちょっと自慢そうなだけあって、やっぱり凄く美味しい!早速、レシピーを聞くと・・・

赤ワイン(メルロー)・・・1本
オレンジジュース・・・カップ1 
濃く出した紅茶・・・カップ2
砂糖、カルダモン、シナモンスティック、丁子、しょうが薄切り、オレンジの皮(無農薬のもの)


紅茶を入れるとは、面白い。美味しさの秘密は、材料とこの立派なストーブとみた。

アトリエの土間にど~~んと置かれたストーブは、なんとも頼もしい様子。

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20年以上使い続けている石炭ストーブは、今も健在

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石炭ならぬ練炭の火力が強く、暖かい


急に寒くなったこの日、ストーブとワインで体が温まってほ~っとする。

彼女のアトリエには、いつも素敵な作品が溢れていて・・・見る度に、"ああ~~"っと楽しい気分で溜め息。

美味しいヴァンショーと美しいもので、心が潤って今夜もゴキゲン!!

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薄い磁器に優しいひかりが美しい

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おじさん達も揃ってます

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去年の冬は大寒波が押し寄せて厳しい寒さが続き、毎晩のようにこれを飲んでいましたが、ここ最近、また熱いワインが恋しい。

前に、私のワインの先生Y女史が作ってくれた白ワインのヴァンショーを思い出して作ってみました。

白ワイン(何でも)・・・1本
りんごジュース・・・ カップ1~2
レモン薄切り・・・1個
青りんご薄切り ・・・1個
砂糖、シナモンスティック、丁子、カルダモン、しょうが薄切り・・・適量

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季節のフルーツとスパイスは、好きなものを好きなだけ


全ての材料を鍋にいれて、中火にかける。沸騰直前で火を止める。
アツアツをグラスに。砂糖の量は、お好みで・・・

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暖かいお部屋で飲むのもよし、でも、できればお庭や野外・・・冬の海辺や山で飲むヴァンショーも格別です!!

料理クリエイター
長い間モードの仕事に携わった後、2003年に渡仏。料理学校でフランス料理のCAP(職業適性国家資格)を取得。 パリで日本料理教室やデモンストレーション、東京でフランス料理教室を開催。フランスの料理専門誌や料理本で、レシピ&スタイリングを担当。この連載をまとめた『パリのマルシェを歩く』(CCCメディアハウス刊)が発売中。
近著に映画の料理を紹介した本『La cuisine japonaise à l'écran』(Gallimard社)と『Le Grand manuel de la cuisine Japonaise』(Hachette-Marabout社)がフランス全土と海外県、ヨーロッパ各地で発売。
Instagram : @haradasachiyo

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