果実の旨味広がる、ジューシーローストポーク。

塩と砂糖を擦り込んで3日ほど冷蔵庫で寝かせた豚肩ロースの塊に、カシスリキュールで戻したドライフルーツを詰め込み、130℃の低温でじっくりとローストしてみました。切った断面はピンク色、やわらかくジューシーに仕上がりました。

ドライフルーツの甘酸っぱさとカシスリキュールのこってりとした甘い香りが、豚肩ロースの旨味と重なり、満足のおいしさです。

プルーンとクランベリーが家にあったので両方使ってみましたが、プルーンもしくはクランベリーのどちらか単体だけでも作れます。

余ったカシスリキュールはオレンジジュースやウーロン茶で割ってカクテルにしたり、白ワインで割って「キール」、シャンパーニュと合わせて「キールロワイヤル」として楽しむこともできます。

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★ドライフルーツ詰め豚肩ロースト・カシスソース★
4人分

【材料】
豚肩ロース 500g
塩  大さじ1/2
砂糖 小さじ1
クランベリー(ドライ) 大さじ1
プルーン(ドライ) 8〜10粒
カシスリキュール 150cc程度 
醤油 数滴

【作り方】

  1. 下準備:プルーンの種を取り除いてから果肉をざっくり刻む。クランベリーと合わせ、かぶるくらいまでカシスリキュールを注ぐ。蓋をし、1日以上浸けておく。豚肩ロースに塩と砂糖を全体にまぶし、1分ほどしっかりと揉み込む。食品用ビニール袋に豚肩ロースを入れて空気を抜き、3日間冷蔵庫で寝かせておく。
  2. 焼く準備:肉の半分の高さに包丁を入れ、中央まで切り込みを入れる。浸けておいたカシスリキュールと小さじ1程度のドライフルーツをソース用にとっておき、残りのドライフルーツを肉の切り込み部分に詰める(崩れる原因になるのでギュウギュウに詰め込むこと)。肉を閉じ、切り込んだ箇所を楊枝(3本程度)で閉じる。
  3. 残しておいたドライフルーツとカシスリキュールを耐熱用の小さなうつわに入れ、醤油を2、3滴加える。
  4. 2の肉(楊枝を刺した断面を下にすると肉が崩れにくい)と3のソースを入れたうつわを、130℃に温めたオーブンに入れ1時間火を入れていく。
  5. 1時間経ったら肉とソースを取り出す。ソースにとろみがついていない場合は、小鍋で軽くとろみがつくまで弱火で煮詰める。ソースの味をみて、塩加減を調整する。
  6. 肉を切り分け、ソースをかけていただく。

【ポイント】

  • オーブンの火加減は、機種によって異なります。
  • カシスリキュールがない場合は、ポートワインでも代用可能です。
  • 付け合わせは、マッシュポテトがおすすめです。

 

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Nao Aoumi
パーティ料理研究家
フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親にいわれ続け、大学では仏語を専攻。フランス留学、仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修‥と、フランスと関わる人生を歩む。2019よりボルドーを拠点に活動。各メディアにレシピを提供する傍ら、マルシェやワイナリー巡りなど、食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://naoaoumi.wixsite.com/website-5

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