素焼きのパイに、マスカルポーネとブルーチーズのふんわりクリーム。

ふんわりとホイップした生クリームに、ブルーチーズとマスカルポーネを合わせてみました。仕上げに、ブランデーに漬けたクランベリーを添え、サクサクに焼いたパイと一緒にいただきます。

塩気と独特の風味が特徴のブルーチーズですが、上質なクリーミーさが特徴のマスカルポーネと合わせることで、ブルーチーズが優しいアクセントに変化します。そこにホイップクリームを加え、ふんわりとした口溶けに仕上げてみました。

ブランデーを絡めたクランベリーを添えることで、ブランデーの奥深い芳醇な香りとクランベリーの甘酸っぱさも加わり、一度食べたら止まらない味わいです。

クリームの味わいを楽しむため、冷凍パイ生地を素焼きしたものを合わせました。パイ生地のサクサクした食感を楽しめるだけでなく、雑味のないシンプルな素焼きだからこそ、このクリームの味わいが引き立つ気がします。

参考として分量を書きましたが、ご自身のお好みで、目分量でも作れると思います。

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★マスカルポーネとブルーチーズのふんわりクリーム・クランベリー添え★

【材料】*作りやすい分量
A
ブルーチーズ 50g
動物性生クリーム(35%) 50g
マスカルポーネ 50g
砂糖 10g〜

B
クランベリー(ドライ) 小さじ1
ブランデー 小さじ2〜

C
冷凍パイシート 200g分
粉糖 適量

*丸いグラス(型取り用)直径8.5cmを使用

【作り方】
1.  パイを焼く:半解凍したパイシートを2mmの厚さにのばす。パイシートの表面をフォークでさしておく(膨らみ過ぎないようにするため)。グラスで丸く型取り、ナイフで切りとる(型取りせず、好みの大きさに四角く切ってもよい)。天板にクッキングシートをひき、パイを並べる(出来たら冷蔵庫で5分休ませる)。180度に予熱したオーブンで20分焼く(焼き色がつきにくい場合は、最後に210度で3〜5分、様子をみながら焼く)。
2.  クランベリーとブランデーを合わせておく。
3.  クリームを作る:生クリームを八分立てにホイップする。マスカルポーネを加えしっかり混ぜ合わせる。最後にブルーチーズを加え、ざっくり混ぜ合わせる(ブルーチーズの存在感をはっきりさせるため、混ぜ過ぎない程度にざっくりと合わせる)。
4.  3をうつわに盛り付け、2をのせる。焼き上がったパイを添える。
5.  パイの上に、茶こしを使って粉糖を軽くふりかける。

【ポイント】
・ブルーチーズの種類によって、クセや塩加減の強さが異なります。ブルーチーズらしいパンチの効いた仕上がりにしたい場合は、ブルーチーズの中でも最もクセの強い、羊乳製ブルーチーズ「ロックフォール」を選んでみてください。優しい味わいがお好みの場合は、牛乳製ブルーチーズ「ゴルゴンゾーラ」を選んでみてください。
・クランベリーがなければ、レーズンやプルーンなど、お好みのドライフルーツをお使いください。
・オーブンやパイシートのメーカーによって、焼き加減や色のつき方が異なるので、様子を見ながら焼いてください。
・お酒が好きな方は、ブランデーに浸したクランベリーをお忘れなく! たまらなくおいしいです。

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Nao Aoumi
パーティ料理研究家
フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親にいわれ続け、大学では仏語を専攻。フランス留学、仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修‥と、フランスと関わる人生を歩む。2019よりボルドーを拠点に活動。各メディアにレシピを提供する傍ら、マルシェやワイナリー巡りなど、食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://naoaoumi.wixsite.com/website-5

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